ヒストリー・オブ・バイオレンス

デイヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観る。
デイヴィッド・クローネンバーグというといまだにB級SFホラーの監督というイメージがあったりするのだが、すでに世界の巨匠になって久しいのである。
巨匠になってからの作品は高尚過ぎて趣味に合わなかったりしたのだけど、今回の作品には最初から最後まで引き込まれた。
傑作である。
日常の薄皮が剥がれて暗く暴力的な現実が露になっていく感覚はデイヴィッド・クローネンバーグならでは。
一面非常にテクニカルな映画だ。
映画技術の粋を凝らした緻密でアクロバティックな作品である。
しかしそれ以上に、この映画にはクローネンバーグ自身が主人公たちとともに苦悩しているような真摯さがある。
暴力から逃れようとしながらそこから逃れられない人間の苦悩を描いて、普遍の高みに達している。
個人の物語とも社会の物語とも国家の物語とも読める。

原作はアメリカのグラフィック・ノベル(マンガ)である。
(クローネンバーグは企画に参加した段階では原作があることも知らなかったそうだが。)
映画館の売店に翻訳本が置いてあったので買って読んでみる。
最初の3分の1くらいはだいたい映画に近いのだが、あとは全然別の話になっていた。
それなりに面白いが、映画の方が数段優れているように思う。
しかしあまり売れそうにないこういう本を出してくれる小学館プロダクションはありがたい。
がんばってほしい。
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入学式

勤め先の大学の入学式。
今年は学生数が増えて体育館に入りきらなかったので、国際会館大ホールでの入学式となる。
<a href="http://www.kich.or.jp/" target="_blank">国際会館</a>は一部ではウルトラセブン、キングジョーの回でロケ地になった場所として有名な場所である。
先に来ていたI橋先生に、ここはウルトラセブンのキングジョーの回で、と言ったら、今その話をしていた、と言われる。
ちなみにアメリカ人のM先生も知っていた。
マンガ学部では基礎知識である。

今年の新入生が「マンガ学部」としては最初の学年になる。
去年までは「芸術学部マンガ学科ストーリーマンガコース」だったのが、今年から「マンガ学部マンガ学科ストーリーマンガコース」になるのである。
全部書くと「マンガ」が3回も入る。
ちょっとくどい。
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