ア・ラ・カルト

友人たちと大阪ビジネスパーク円形ホールで「ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン」を観る。
高泉淳子さんや白井晃さんの舞台を観るのは久しぶり。
遊◎機械/全自動シアターはすごく好きだったのだけど、「ア・ラ・カルト」は今回が初めてのような気が。
毎年行こう行こうと思いながら、去年はチケットも取りながら、結局行けなかった。(去年は会議が入ったため。)
レストランを舞台にしたショートストーリーと生演奏の音楽。
4人の役者で役を演じ分ける。
おしゃれでパワフルでウィットに富んでいて、時にほろ苦い。
小柄な高泉淳子さんが旦那さん、大柄な白井晃さんがその奥さんを演るエピソードが好き。
すごく楽しみました。

舞台を観た後はちゃんとしたレストランでワインなど飲みながら食事がしたかったのだけど、結局行ったのは和民。
いちおう一杯目はワインにしたけどね。
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鉄コン筋クリート

劇場アニメ版「鉄コン筋クリート」を観る。
すごい出来。
「鉄コン筋クリート」の舞台は宝町という架空の町だが、その町の描写が半端でなくすごい。
描かれるキャラクターたちも縦横に走り回っている。
作画のレベルが尋常でなく高い。
松本大洋をアニメ化するということ自体蛮勇なわけだけど、これはかなり健闘したと言っていいと思う。
原作を読んだときは感動して、ああ、マンガってやっぱりいいなあ、と思ったのを覚えている。
それは覚えているのだが、情けないことにストーリーはあまりよく覚えていなかった。
映画がどこをどう変えているのか気になるので、読み返したいのだが所在が分からない。
そういうことはうちではしょっちゅうある。
ああ、原作読み返したいなあ。
マンガ喫茶でも行くか。
大掃除?
なんですか、それ。

こんなクリスマス・イブ

今日は友達というより家族に近いT家の人々とまず昼間っからカラオケ大会。
僕は石川賢先生追悼の意味を込めて「ゲッターロボ!」を一曲目に歌う。
いや、アニソン・カラオケ大会だったわけじゃないですよ。
Jポップ4割、懐メロ3割、アニソン3割、とかそういう感じ。
3時間ばかり歌った後、京都市植物園のクリスマス・イルミネーションを観にいく。
植物園に行くのは久しぶり。
電球で作られたトナカイのオブジェがあったり、夜の温室でルソーの絵のような幻想的な光景を楽しんだり。
拙作「京都虫の目あるき」に出てくる少女博物学者は、成長して少女フォトグラファーとしてなかなかセンスのいい写真を撮っていた。
それからT家にお邪魔してピザと鶏肉とケーキで2000年前に中東で生まれたかの人の誕生日を祝う。
家に帰ってコンビニ・ワインを飲みながら実駒と意識とか情報とか超能力とかそんな話をしてもう5時だ。
あ、なんか今日は普通の日記だな。

諸星大二郎先生

<a href="http://www.kyotomm.com/" target="_blank">京都国際マンガ・ミュージアム</a>で諸星大二郎先生の講演があったので聞きに行く。
あの諸星先生である。
いかにも人前に出るのが苦手そうなあの諸星先生が聴衆の前で、対談形式とはいえ講演をされるというのである。
画期的だ。
マンガ・ミュージアムは身内なので誉めるのははばかられるが、いやこれはすごいことだと思う。
呉智英さんが司会をして、諸星先生が話されるのだが、実際にしゃべっている量は呉さんの方が圧倒的に多い。
最初に呉さんがそう予告はしていたのだけど。
いちおう「マンガと人類学」というテーマの企画の一環なので、人類学系ということでまず「マッド・メン」から始まる。
それから「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」「孔子暗黒伝」「生物都市」などなどについて、呉さんがしゃべって、その後諸星先生が質問に答える形で発言される。
たいてい「うーん」と言って、しばらく考えて自信なさそうに話される。
そういうところがなんとなく諸星先生らしい。
注目している作家は?という質問に楳図かずお先生と伊藤潤二さんと高橋葉介さんの名前を上げられて、呉さんに意外性ないですねえ、とつっこまれていた。
最後に質疑応答があって、「諸星」の読みはは「モロホシ」が正しいのか「モロボシ」が正しいのか、という質問があって、答は「モロホシ」でした。
「モロホシ・ダイジロウ」が正しい発音ですよ、みなさん。

トゥモロー・ワールド

アルフォンソ・キュアロン監督「トゥモロー・ワールド」を観る。
仕掛けそのものは単純だ。
子供が生まれなくなった未来世界。
同じ設定を考えた人などざらにいるだろう。
この映画はその単純な仕掛けと先の読めるストーリーにも関わらず、複雑でリアルな手触りの映画になっている。
長回しのカメラワークがまるでドキュメンタリーを観ているような印象を与えるし、フレームの外まできちんと作りこまれた美術も、詳しい情報は与えられていないのに一人一人きちんと作りこんでいることが分かる登場人物たちもそのリアリティーを支えている。
しかしこの映画がリアルなのは、そういう技術的なことをきちんと抑えた上で、やはり「今」を描いているからだろう。
それは少子化というような表面的な類似性だけでなく、今ある漠然とした絶望と混沌を具現化しているということなのだろう。
そして誰もが漠然と抱いている新しい希望への渇仰がそこにある。
この映画の与える感動は宗教的なものだ。

全ての子供は世界で最初の子供であり、世界で最後の子供である。
そこに希望はある。。

カルト中のカルト

今まで何回も観る機会があって、一度観たいと思いながら観逃してきた映画に「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」がある。
諸事情でビデオ化やDVD化はされていない。
そのカルト作が新京極シネマリーベの「新京極カルト&ミステリー〜愛と幻想の映画案内〜」というプログラムの一本として上映されていたので観にいく。
言語に絶する傑作。
もうなにがなにやら。
暗黒舞踏の土方巽が出演している。
最初海岸の岩場でくねくねと踊っている姿が映し出されるので、何かイメージ映像的なものなのかと思っていたら、れっきとした主要登場人物だった。
これがすごい。
ずっと暗黒舞踏のまま演じている。
他にも暗黒舞踏の若い人たちが出演していて、これもすごい。
奇形人間というタイトルから特殊メイク中心のゲテモノ映画を想像していたのだけど、たしかにそういう面もあるんだけど、どちらかと言うと人間の肉体そのものを使ったなんとも形容しがたいアングラ暗黒映画になっている。
そしてあのラスト!
なんだあのラストは!?
衝撃と脱力。
久しぶりにすごいものを観たという気分でした。

今回の特集には、やはり何度も観る機会があるのに観逃してきた「黒蜥蜴」もあったんだけど、こっちは今回も観逃した。
次の機会はいつになることやら。

ビッグ・ゲスト

先月の浦沢さんの講演は聞きそびれたのだけど、昨日今日とビッグ・ゲストをお招きしての講演会があって、聴講する。
昨日は村上もとか先生、今日は安彦良和先生。
授業の一環でお招きしたもので、非常に贅沢なことだ。
村上もとか先生の講演では作品作りに対する真摯さに感心した。
わが身を省みて恥ずかしくなった。
アシスタントはマンガ家になるための修行期間というお考えで、だいたい4、5年で変わってもらうことにしているそう。
うちの卒業生も二人村上先生のアシスタントに行っている。
安彦良和先生は温厚そうな見かけによらず、いい意味での反骨精神の豊かな人だった。
気概のある人である。

両日とも講演のあと教員との食事会が設けられて、末席を汚させていただいた。
そこでもいろいろ興味深い話が聞けたのだけど、それは内緒。
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