オディロン・ルドン展

二日続けて美術館回り。
今日は姫路市立美術館の「オディロン・ルドン展」を見にいった。
姫路市立美術館は姫路城のすぐ横の美術館。
オディロン・ルドンの名前を知ったのは中学だったか高校だったかの美術の教科書で、花に囲まれた横顔の女性の肖像画の幻想的な色彩にひかれた。
「ヴィオレット・ヘイマンの肖像」という絵だ。
その後も神話や花を題材にした色彩豊かな絵を印刷物で見てお気に入りの画家だったのだが、なかなか実物を見る機会に恵まれなかった。
そんなわけで今回は楽しみにしていたのである。
僕の中ではルドンというと色彩画家というイメージだったのだが、ルドンが色彩豊かなパステル画や油彩画を描くのは主に後期のことで、前期は「黒の画家」として知られていたそうである。
今回の岐阜県美術館所蔵の作品の多くはその前期の作品で、ほとんどはモノクロのリトグラフだった。
ちょっとがっかりしたが、これはこれで大変面白かった。
奇妙な幻想画で、水木しげるを思わせるものもあった。
神話的人物、奇妙な生物、目玉。
困ったのは小さい絵が多かったことで、実は最近眼鏡を代えたのだが、これは老眼用で遠くは見えるが近くがよく見えない。
近くに寄って細部を見るときは眼鏡をはずし、ちょっと離れてみる時は眼鏡をかける、というのを繰り返した。
けっこうわずらわしい。
最後に数点カラーのパステル画があって、その色彩はさすがに素晴らしかった。
悔しかったのは図録が売り切れていたことで、会期終了間近に行くものじゃないな。
会場で図録らしきものを見ていた人がいたので、入る前に買えば買えたのかもしれない。
安い画集を買ったが、当然展示作品とあまりかぶっていない。
展示されていたのはシリーズ物が大半だったので、やはりここはちゃんと解説のついた図録が欲しかったところ。

ところで、今日の行き帰りに読んだのは「アーミッシュの赦し―なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか」という本で、これはなかなか衝撃的だった。
今日は詳しく書く気力がないが、一読をお勧めする。
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アメリカン・ハイ

滋賀県立近代美術館に「アメリカン・ハイ〜アメリカ美術の20世紀〜あの頃すべてが輝いていた」という展覧会を見にいく。
子どもの頃、百科事典を買ってもらった。
あいうえお順のではなく、単元別ので、「政治・経済」なんて巻は全く見なくて、「美術」の巻はよく見た。
その中にアメリカの現代美術が紹介されていて、子供心にもラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズやウォーホルやリキテンシュタインはかっこよかった。
古典美術よりそういう現代美術のほうが魅力的だった。
今回の展示ではその子どもの頃のヒーローが一堂に会していて、楽しかった。
マーク・ロスコの深い色彩も魅力的だし、トム・ウェッセルマンの通俗性も捨てがたい。
常設展の方も充実していた。
日本の現代作家や小倉遊亀なんかが展示されていたのだが、夏休みということで、解説にはすべてふりがなが振られ、子供向きの解説がされていた。
現代アートなんていうと小難しそうだが、僕自身がそうであったように、子供は純粋にかっこいいと思ったり不思議だと思ったり不気味だと思ったりするんじゃないかと思う。
そういう意味ではいい企画だ。
僕もちょっと初心に返って絵を楽しんだ。
というようなことを夏休みも終り展覧会ももう後数日という時に書いても宣伝としては全然役に立たないけどね。

仮面ライダーディケイド

特撮好きだったかげぼし君を偲んでPelolinga君と「仮面ライダーディケイド/侍戦隊シンケンジャー」を観にいく。
夏休みも終りということでがら空きだった。
夏休みはやっぱり8月終りまである方がいいと思うな。
まずシンケンジャーだったんだけど、びっくりするくらい短くて、あれ?終り?って感じだった。
仮面ライダーディケイドのほうはもう少し長いんだけど、やっぱりドラマ部分は短くて銭湯シーンメイン。
死神博士がイカとビールを持って「イカでビール」というのはイカがなものか。
GACKTがライダーマン役で出てきてて、やたらかっこよかった。
歴代ライダーがそろうのはなかなか壮観だが、知らないライダーが多い。
かげぼし君なら全員分かったんだろうけど。
かげぼし君の意見も聞いてみたかった。

モンスターvsエイリアン

前の日記に書いた野田版「十二夜」は友人がDVDを持っていて観ることができた。
やっぱり面白いなあ。
NHKにはそういう貴重な映像がたくさんあるはず。
野田秀樹演出、大地真央主演の「十二夜」なんてDVD買っても観たいという人いっぱいいると思うんだけどな。
そういうのどんどん出せばいいのに。

で、今日は「モンスターvsエイリアン」を観てきた。
ドリームワークス・アニメーションの作品を観るのは実は今回が初めて。
以下ネタバレ。

皆さんはGTSという言葉をご存知だろうか。
Giantessの略字である。
「巨人女」のことである。
GTSフェチ、というものがある。
巨大な女性が大好き、という人たちが世界中にいるのだ。
巨大と言っても、南海キャンデーズのしずちゃんとかそういうレベルではない。
10メートルとか20メートルとか100メートルとかもっととか、そういうレベルの話である。
この映画はGTSフェチの人にとって至福の一本といえるのではないかと思う。
そもそもGTSフェチというのは業の深いフェチである。
現実にビルをまたぐ女性というのは存在しない。
その存在しない女性に恋焦がれ、日々想像力をめぐらせ巨人女(日本では「巨大娘」の方が通りがいい。)に愛情を注いでいるのだ。
無私の愛である。
この映画のヒロインは15メートル21センチである。
アメリカの女性にしては胸は控えめだがお尻はきれいだ。
GTSフェチとまでいかない僕が見ても大変セクシーである。
彼女がゴールデンブリッジでエイリアンのロボットと戦うシーンは美しい。
そんな素敵な彼女だが、物語の後半で、やっぱりというか当然というか、元の普通の女性に戻ってしまう。
まあそれはそうだよなあ、15メートルのまま、てわけにはいかないよなあ、と思ったら、彼女は自らの意思で再びGTSに戻るのである。
そして15メートル21センチのまま物語は終わるのである。
感動した。
世のGTSフェチの人はどんなにかそのラストに夢と希望を与えられただろうか。
そんなわけでこの映画は大人の映画である。
R15指定くらいしてもいい。
だいたい50年代モンスター映画へのオマージュなんて子供に分かるだろうか。
「マックィーンの絶対の危機」なんて誰が知っているだろうか。
この映画を観て真に感動するのはダメな大人だと思う。
そういう大人にぜひ観てほしい映画である。
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