ゴジラの逆襲

DeAGOSTINIの東宝特撮映画DVDコレクション7は「ゴジラの逆襲」。
「ゴジラ」に比べると軽量級という感じは否めない。
でも主人公が漁業会社の魚群探査機のパイロットというリアリティはいい感じだ。
当時の庶民の生活がきめ細かく描かれていて、そういうところは「ゴジラ」の本多猪四郎監督より、この映画の小田基義監督の方が上手いかもしれない。
特に千秋実演じる小林がいいなあ。
泣かせます。
ヒロインの若山セツ子も愛らしい。
ゴジラとアンギラスの対決よりそういうところの方が印象に残った。
あと地下鉄淀屋橋駅が濁流に飲み込まれるところはいいな。
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ジッタリン・ジン

ジッタリン・ジンのファンというわけではなかった。
でも同時代に彼らの代表曲を聞いてきた身としては、懐かしいバンドだったし、今も活動を続けているのがうれしかった。
それで筋肉少女帯のライブでBIGCATに行った時、ジッタリン・ジンのライブのポスターを見てどうしても行きたくなって、実駒と二人分のチケットを取ったのだ。
いちおうツタヤで借りたベスト盤をウォークマンに入れて予習してからの参加。

会場にはけっこう若い人が多かった。
もちろん髪の薄いおじさんや子連れの人もいたし、妊婦さんもいた。
三角巾で腕を吊っているのは僕だけだけど。
始まってすぐ会場は熱気に包まれた。
CDで聞くよりずっといい。
ボーカルの春川玲子さんの関西弁もいい感じ。

何曲目かで春川さんが、「わたしにもいるけど、もう会えなくなった人を想って聞いてください」と言って「こいのぼり」と言う歌を声を振り絞るようにして歌いだした。
天に昇った大事な人に向けた歌だった。
涙があふれた。
その時僕が想っていたのはクリスマス・イブに急逝したフジファブリックの志村正彦さんのことだった。
でも今年は本当に大事な人を何人も失った。
祖母、親友、尊敬する同僚、恩師。
会場にいる誰もが自分にとって大事な誰かのことを想っていたのだろう。

アンコールは3回も続いた。
ラストは「プレゼント」。
音楽のよさをあらためて感じたライブだった。

ここ2、3日の出来事

23日は、まず祇園会館で「バーン・アフター・リーディング」と「ターミネーター4」を観てから、出町で忘年会。
みんなとしこたま飲んで語った後、僕一人でもう一軒。
そこにたまたまうちの大学のテキスタイルの学生がいて、仲良くなってさらに飲む。
帰りがけ、転んで倒れていたら、そのテキスタイルの学生が見つけてくれて、タクシーに乗せてもらった。
その後は記憶もおぼろだけど、気がついたら救急車に乗せられていた。
実駒がいっしょに乗ってた。
右肩が痛んで、救急隊員の人に暴言吐いたりした。
病院についてレントゲンを撮られた結果、肩が脱臼している上に骨折していた。
脱臼はすぐはめてもらえて、痛みは治まったが、骨折は全治3週間とのこと。
この日記も左手だけで打っている。

翌日はいちおう授業に行った。
交換留学生のR君は最後の授業だったし、クリスマスイブだったのでみんなでケーキやお菓子を食べた。

今日は朝から病院。
靴下も自分でははけない。
たまたま実駒の人間ドッグと重なって、隣のAちゃんの車で送ってもらう。
お昼はD大学の7階のおしゃれなフランス料理屋でランチ。
とても大学の食堂とは思えない。
見晴らしもよく、片手で苦労しながらも楽しい時間になる。
帰って、また少し寝て夕食。
その後、隣のT家でクリスマス会。
ケーキを食べて、話に花を咲かせる。

帰ってきて、ネットにつないで、フジファブリックの志村君の訃報に接する。
この間目の前で歌っているのを聞いたばかりなのに。
29日に出演するはずだったRADIO CRAZYも楽しみにしていたのに。
買ったばかりのウォークマンでライブ友だちのHちゃんに作ってもらったベスト盤をずっと聴いていたのに。
今はなんで?という気持ちばかりで実感がわかない。
あまりに突然すぎて言葉にならない。

ハタサトミさんソロライブ

ソラネコのヴォーカル、ハタサトミさんのソロライブに行った。
ソラネコのライブは何度も行っているし、拙著「京都虫の目あるき」にも取り上げさせてもらったのだけど、ハタさんのソロライブは初めてだったのだ。
ベトナムごはんと泡盛の出る食堂でのアットホームなライブ。
ハタさんの人柄が出ていると思う。
ソロライブは初めてだったので、初めて聞く曲も多かったけど、ハタさんらしい、やさしくてへんてこでさみしくてゆかいな歌だった。
とてもいい気持になった。
「カレーのうた」と「カレー男のうた」は筋肉少女帯の「日本印度化計画」に並ぶ名曲だと思う。
日本が印度になる日も近いのかもしれない。
「カレーのうた」と「カレー男のうた」の入った、「オイシクテシアワセ」(by月ネコ)はアマゾンでも買えます。
ソラネコの最新アルバム「ポヤランカン」ともどもよろしく。

繁昌亭deハナシのノベル!!

今日は大阪に行って、まず天保山サントリーミュージアムの「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」を見る。
グスタフ・クリムトとエゴン・シーレの二人展だと思って行ったら、その他の画家の方が多かった。
肝心のクリムトとシーレは数も少なく、いい絵もあったけど、かなり寂しい。
他の画家にも思わぬ拾い物はあったけど、退屈な風景画とかも多くてちょっとがっかりした。
ウィーンの世紀末から20世紀初頭の美術状況のお勉強にはなるけど、物足りない展覧会だった。

気を取り直して、天満天神繁昌亭へ。
小説家が書いた新作落語を月亭八天さんが演じる実験的な落語の会、「ハナシをノベル!!」の拡大版。
八天さんが演じるのは安孫子武丸さんの「やっぱりエコが好き」、田中啓文さんの「うばすて村」、牧野修さんの「がしんじょ長屋」の三席。
落語に関しては全く初心者なのだけど、落語家というのはすごいもんですな。
あれだけ好き放題な創作落語を体一つで演じるんだから。
特に牧野さんのはすごかった。
なんか、もう落語という概念を超えていた。
あんなんありなんか、と感心しつつ大笑いした。
田中啓文さん、安孫子武丸さん、牧野修さんに、「ハナシをノベル!!」の常連、田中哲弥さん、北野勇作さんを交えたトークも笑かしてもらった。
これで十分元が取れたんで、満足して京都に帰った。

日本沈没

DeAGOSTINIの東宝特撮映画DVDコレクション6は前回の「モスラ」からいきなり時代が飛んで、1973年の「日本沈没」。
公開時に観て以来、久々に観たけど、この途方もない物語をこれだけのリアリティーで描ききったのはたいしたものだと思う。
中学時代に原作を読んだ時は、田所博士が日本が沈没する、という結論に至るまでのサスペンスが面白かったし、地球物理学の説明も興味深かった。
映画では竹内均本人が地球物理の説明をしている。
怪獣も出てこないし、これはこのシリーズに入れなくてもいいんじゃないの?と思ってたんだけど、東宝特撮映画の伝統がいい形で生きていると思う。
特撮シーンだけではなく、大自然の威力の前になすすべもなく逃げ惑う群集のシーンがいい。
今の映画で「群集」をちゃんと描いてる映画ってあまりない気がする。
山本首相らの描写もリアルで、ちゃんと大人の映画になっている。
東宝映画のいい部分が出ている。
これ観るとリメイク版の子供だましぶりが際立つな。
って、もうその話はなかったことにした方がいいのかな。

ゼロの焦点

「ゼロの焦点」を観にいった。
恥ずかしながら、松本清張の本を読んだことがない。
この映画は、犬童一心監督であることと広末凉子目当てで観にいった。
犬童監督渾身の一作だった。
前作がわりとリラックスした感じの「グーグーだって猫である」だったので、印象が全然違った。
昭和32年という時代を舞台に重厚な人間ドラマを描いていて、感動した。
広末凉子もよかったけど、中谷美紀の熱演の前には印象が薄れた。
出番は少なかったが木村多江もよかった。
美術、衣装、撮影、音楽も素晴らしく、力のこもった一作だった。
ノスタルジーではないリアルな昭和が再現されていた。
繰り返し観る価値のある作品だと思う。

アートな一日

今日はまず京都国立近代美術館でやっている「ボルゲーゼ美術館展」を見にいく。
ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」がメインの、ルネッサンスからバロックあたりまでのコレクション展。
カラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」がエロい。
デレク・ジャーマンの映画ではカラヴァッジョはゲイだったけど、確かにそんな感じだ。

お向かいの京都市美術館ではコレクション展「儚きもの」というのをやっている。
テーマが気になって見にいった。
「儚きもの」というキーワードで、日本画、洋画、工芸など様々なタイプの作品が展示されている。
日本画にいいものが多かったように思う。
けっこう日本的なテーマなんだと思う。
特にポスターにもなっている金島桂華の「芥子」は名画だと思った。

その後はドイツ文化センターでピナ・バウシュの映画をやっていたので観にいった。
無料である。
ダンサー・振付師のピナ・バウシュは今年6月に亡くなったけど、僕は去年の最後の日本公演を観にいっている。
映画は一本目がドキュメンタリーだったんだけど、英語で、字幕なしだったのでついうとうとした。
二本目がピナ・バウシュ唯一の映画「嘆きの皇太后」。
これはすごいよ。
ストーリー性ゼロ。
荒地を貧相なバニーガールがさまよっていたり、おばさんがいやがるヤギをむりやり引っ張ってたり、男が子供を木につるしたり、花の中で泥まみれの男が踊っていたり、とにかく脈絡も何にもなくいろいろなイメージが羅列される。
10分や20分の短編実験映画なら分かるけど、これが延々103分続くのだ。
無料ということもあって脱落者続出。
10人くらい途中で帰ったと思う。
でも僕はなぜか退屈もせず観れた。
もの哀しかったり、エロチックだったり、滑稽だったり、何か心に残る映画だった。
もう1回観たいかと言われたら遠慮するけどね。

アーティストという生き方

今日は実駒と展覧会&映画鑑賞。

まず美術館「えき」でやっていたエロール・ル・カイン展。
天才絵本作家の原画展だ。
作品によって絵柄を全く変えているんだけど、どれも素晴らしい。
ル・カインは47歳で癌で亡くなった。
今の僕と同い年だ。

それからみなみ会館で「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」と「ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション」の2プログラムを観る。

「アンヴィル!」は80年代に一時非常に人気があったが、今は鳴かず飛ばずのヘヴィーメタル・バンド、アンヴィルのドキュメンタリー。
オリジナルメンバーの二人は、50歳を過ぎて、日頃は給食の配送や建築現場で働き、たまにライブをする。
ヨーロッパツアーを敢行するが結果は散々。
それでも彼らは諦めない。
なんかね、観てて泣けてくる。
二人の友情がまたいい。
14歳からずっと二人でメタルをやっている。
感動のクライマックスの舞台は日本。
もうぼろ泣きしました。
50歳になってもまだ青臭いガキでいていいんだなって思った。

ライアン・ラーキンは4作の短編アニメーションで天才の名をほしいままにしながら、映画制作をやめ、路上生活者となったアニメ作家。
プログラムはライアンに共感したアニメ作家がライアンを主人公に撮った半ドキュメンタリー作品を始め、ライアン自身の4本のアニメーション、そして仲間の支援で35年ぶりに復帰し、作者の死後仲間の手で完成された遺作まで、計7本の映画で構成されている。
ライアン・ラーキンの「ウォーキング」と「ストリート・ミュージック」は昔観ている。
傑作だ。
でも作家については何も知らなかった。
作家の業ということを考えさせられた。

学生には「バ○マン」なんか読んでないで、この2本を観ろ、と言いたい。
こういう覚悟なしに作家なんか目指しちゃだめだろ。

音楽(しかもJロック)三昧

最近は日本のロック聞くことが多くなったのだ。
昨日は筋肉少女帯のライブに行ってきた。
1st.から8th.アルバムまで限定の初期曲ライブで、たいへん楽しんだ。
筋肉少女帯はメジャーデビューした頃からのファンで、一時離れていたけど、再結成をきっかけにまた聞くようになったのだ。
今日は大学生が主催しているみやこ音楽祭09というのに参加。
お目当てはライブ友だちHちゃんオススメのフジファブリックとくるり。
フジファブリック、すごくよかったけど、周りの女の子たちからかなり浮いていた47才男子なのだった。
くるりもよかった。
で、あと最近ウォークマンというものも買ったのだ。
人生初ウォークマン。
歩いている時も電車に乗っているときも音楽が聞けるのはたいへん素晴らしい。
しかしその分本を読む時間が減っているようなので要注意。
プロフィール

おがわさとし

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