芸術とか科学とか(その2)

国立国際美術館を出て大阪市立科学館に入る。
プラネタリウムホールは昔から馴染みのある半球型のドームではなく、前後があって、プラネタリウムと映画館の中間みたいな空間だ。
もちろん全方位映像が映るのだけど、客席は全て前を向いていて、その辺は映画館的である。

1時から「HAYABUSA BUCK TO THE EARTH」上映。
巨大な地球が頭上に現れると、すでにけっこう感動した。
宇宙から地球を見ている感じが体験できる。
ツイッターがはやぶさ祭だった時は、実は僕はあまり乗れてなかったのだけど、やっぱり偉業なんだなあとあらためて思った。
あの広大な空間をケシ粒みたいなはやぶさがこれまたちっぽけな小惑星イトカワまで行って、また地球に帰ってくる。
頭で分かっていても、こうやって映像で見ると実感として分かる。
先にこれ見とけばよかったな。

2時からのプラネタリウムはブラックホール特集。
普通に夏の大三角形とか星座の話とかから始まるんだけど、途中からブラックホールの話になって、X線で見た宇宙の映像になったりする。
ルノワールのX線画像には感動しなかったけど、これは感動する。
今時のプラネタリウム、すごいな。

で、3時から「よみがえる恐竜の世界」。
白亜紀末期から絶滅寸前の恐竜を連れてくるという、いちおうSFっぽいストーリーになっているけど、まあ話はどうでもよくて、でかい画面でリアルな恐竜が動いているのが楽しい、というプログラム。
いや、確かにこれは楽しい。

子供はこういうもの見ないといけない。
まあ夏休みや土日は子供連れでにぎわうんだろうけど、そりゃ、これは見せとかないとね。
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芸術とか科学とか(その1)

今日の僕は芸術とか科学とかにまみれた一日だったのだ。
今日行かないともう行ける日ないなと思って、中之島の国立国際美術館のルノワール展に行くことにした。
国立国際美術館、なかなかあざとい広告をうっている。
「可愛いイレーヌ」こと「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」をポスターにあしらい、「見ルノ 知ルノ 感じルノ。」(最後の「ルノ。」だけでかい字)というコピー。
「今さらルノワール」感を鮮やかにかわしている。
だいたい「可愛いイレーヌ」を出されたらロリコンは行かなくてはならないではないか。

で、国立国際美術館は大阪市立科学館の隣にある。
せっかく行くんだから両方行こうと思って僕的には早起きをして出かけたのである。
科学館はプラネタリウムホールではやぶさの映画と恐竜の映画をやっているのだ。

まず国立国際美術館のルノワール展。
会期も終りに近いということで、けっこう混んでいた。
女性が多い。
ルノワール、やはり女性には人気か。
出品されている作品は教科書にも載っているような有名な作品が多数。
まるまるした裸婦もいいけど、やはり目玉は「可愛いイレーヌ」。
色彩も美しく、イレーヌの可愛さは尋常ではない。
他にも「テレーズ・ベラール」と「レースの帽子の少女」が少女愛好家的に眼福。
ルノワールの絵のX線による分析なんてコーナーもあったけど、ルノワールなら野暮なことするなよと苦笑いしたろう。

ルノワール展と同時開催されている「死なないための葬送・・・荒川修作初期作品展」も気になっていた。
荒川修作という現代アーティストのことは知らなかったが、棺にオブジェを納めた作品の写真を見て惹かれた。
荒川修作氏が会期中の5月19日に亡くなっていることは事前に美術館のホームページで知った。
ルノワール展の華やかな空間から、荒川修作初期作品展の薄暗い会場に入ると別世界だった。
いくつもの棺に名状しがたい形をしたオブジェを収めた作品が並んでいる。
死に対するオブセッションのようなものを感じる。
いつか必ず訪れる死というものに備えていたのかもしれない。

月とチェリー

「ユリ子のアロマ」の江口のりこさんがよかったので、DMMでタナダユキ監督・江口のりこ主演の「月とチェリー」を借りた。
官能小説を書くために男と寝る女子大生真山(江口のりこ)とそれに振り回される純情青年(永岡佑)のお話で、たわいないっちゃたわいないんだけど、江口のりこさんが大変すてきでよかった。
セックスを女目線で描いていて、それはもう特に新鮮ってわけでもないんだけど、江口のりこさんのなんともいえない存在感がいい。
あと、官能小説サークルの部室にべたべた貼られたポルノ映画のポスターが興味深い。
黒澤直輔監督の「夢犯」のポスターがあった。
いい映画だ。
DVD出してほしい。

この映画、ラブコレクションという身も蓋も無いタイトルのシリーズの一作らしいけど、予告編観ると他のも面白そう。
特に「ガールフレンド」と「OLDK」は興味を引かれた。
またDMMで借りてみようかな。

ユリ子のアロマ

みなみ会館にアラン・レネ監督の大傑作「去年マリエンバートで」を観にいった。
大学時代に一度観ていて、もう一度観てみたいと思っていた映画だった。
モノクロで撮られたもっとも美しい映画の一本だと思う。

満足して帰ろうと思ったのだが、劇場に貼られていた「ユリ子のアロマ」という映画のポスターが気になった。
正直に言おう。
「・・・変態じゃ、いけませんか!?」というコピーにそそられた。
上映予定を観たら、「去年マリエンバートで」のあとすぐの上映だった。
で、続けて観ることにした。

最初はなにしろ「去年マリエンバートで」のあとなんで、映像がゆるゆるな感じがした。
「去年マリエンバートで」のあとに観たらたいていの映画はゆるゆるな感じがすると思う。
しばらくして慣れてくると、これが面白い。
アラサーで匂いフェチのアロマセラピスト、ユリ子が、やりたい盛りの男子高校生、徹也と出会って、惹かれあっていく。
裸とかほとんど出てこないんだけど、これが実にエロい。
ユリ子役の江口のり子さんは特に美人というわけではないし肉感的でもないんだけど、絶妙にエロい。
人間が性的に惹かれあっていくどうしようもなさが適度にユーモアを交えながら描かれていて、リアルでおかしくて切実で、なんとも言いようのない面白さだった。
吉田浩太監督のことは不勉強で全く知らなかった。
他の作品も観てみたい。

宇宙大戦争

だいぶ遅れてDeAGOSTINI東宝特撮映画DVDコレクション16「宇宙大戦争」を観る。
昔確かに観てるはずなんだけど、国際宇宙科学センターの庭が日本庭園だったことくらいしか覚えていない。
そうなると、むしろなぜそこだけ覚えているのかの方が謎なのだけど、日本庭園で外国人の博士が円盤からの指令を受けているところだけ覚えていたのだ。
珍妙な重力理論などつっこみどころ満載だし、ドラマ的にも平板だし、怪獣は出てこないし、あまりいいところのない映画のような気もするが、実は案外楽しんだ。
絵的に昔懐かしいSFイラストの香りがするところがなんかそそるわけですよ。
月面のシーンとか映像的にもけっこう美しいと思う。
あと女性の宇宙服姿が色っぽいのもいいね。
「地球防衛軍」よりこっちの方が好きかもしれない。
あ、デザイン、小松崎茂がやってるのか。
どうりで。
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