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007/スペクター

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」から「キングスマン」「コードネームU.N.C.L.E.」と続いたスパイ映画ラッシュの本命「007/スペクター」を観てきた。
いや、実は上映開始してすぐ、去年のうちに観ていて2回めなんだけど。
観てすぐ感想を書かなかったのは、「スペクター」、思ってた以上にダニエル・クレイグ版007集大成的映画になっていて、「カジノ・ロワイヤル」から「スカイフォール」まで観直してからもう一回観ようという気になったから。
前作までを観ていないと分からない、というほどではないけど、かなり続きものとしての性格が強い映画なのだ。

ダニエル・クレイグ版007映画を観たことのない人のために簡単に説明すると、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じたのは「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」と今回の「スペクター」の4作。
「カジノ・ロワイヤル」は007映画初のリブート作品で、殺しのライセンスを持ったばかりの007が主人公。
ただし上司のMはピアース・ブロスナン時代からのジュディ・ディンチが演じている。
「慰めの報酬」は「カジノ・ロワイヤル」の続編で、いきなり「カジノ・ロワイヤル」のエンディング直後から始まるからこれ一本だけ観ても話が分からないと思う。
「スカイフォール」は007映画50周年記念作で、ジェームズ・ボンドの生い立ちに立ち入った作品になっている。
この映画でジュディ・ディンチのMが殉職する。

今回の「スペクター」の監督は「スカイフォール」を撮ったサム・メンデスなので、「スカイフォール」の話が少しは入ってくるだろうと思ったのだけど、オープニングから「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフルやヴェスパーが出てくるし、「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」に出てきたミスター・ホワイトがかなり重要な役で出てくる。
ちょっと予想外だった。だって「カジノ・ロワイヤル」って2006年の映画だよ。もう10年近く経ってるんだよ。ミスター・ホワイトなんてすっかり忘れてたよ。
まあ、こういう続きもの的な映画作りは最近の流行りなので仕方ないのかもしれないし、それはそれのよさもあるけど、新しい観客には不親切な作りではある。

前置きが長くなった。
前回エンディングで使われたガンバレル・シークエンス(銃口の向こうを007が歩いていてぱっとこっちを振り向いて拳銃を撃つアレね)がオープニングで使われている。
最初の舞台はメキシコの「死者の日」で、冒頭の長回しからかっこいいし、ヘリコプターを使ったアクションも迫力満点。
その後もローマ、オーストリア、モロッコとテンポよく舞台を変えて話が進むのは観光映画としての007映画の面目躍如たるものがある。
ダニエル・クレイグ以前の007映画を下敷きにしたシーンも多く、今回久しぶりに登場する悪の組織スペクターと合わせ、原点回帰的な一作ではある。
50代のボンド・ウーマンとして話題になったモニカ・ベルッチも印象的だが、今回のヒロインはレア・セドゥ演じるマドレーヌ・スワン。これがミスター・ホワイトの娘なのである。

007の活躍に加えて、今回の見所は三つ。「カジノ・ロワイヤル」から事件の背後にいた謎の組織スペクターがいよいよ姿を現すことが一つ、ボンドとマドレーヌのラブストーリーが一つ、それに前回から登場する新しいM、Q、マネーペニー、「カジノ・ロワイヤル」からの登場になるビル・タナーたちの活躍が一つ。
CIAのフェリクス・ライターは今回名前が出てくるだけで登場しないけど、それ以外のレギュラー・メンバーにそれぞれ見せ場が与えられていて楽しい。
スペクターと首領のブロフェルドに関しては、鳴り物入りで登場したわりにあっけなく007にしてやられてしまい、ちょっと物足りない。
ボンドとブロフェルドの関係も、家族の物語にしてしまうことでスケールダウンした感は否めない。
ラストはマドレーヌとのラブストーリーを優先させた形で、せっかくのブロフェルドが間抜けに見えてしまうのは残念。
次回スペクターとブロフェルドの逆襲に期待したい。
ていうか、この終わり方で次回どう始めるのだろう。
いつもの「JAMES BOND WILL RETURN」は入るけど、ちょっと心配だ。

物語の構造に「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」と共通するところがある。
国家や組織を信じられない時代のスパイ映画の宿命なのだろう。

ところでスパイ映画ラッシュはまだ続くようで、今やってる「エージェント・ウルトラ」と「ブリッジ・オブ・スパイ」は観たいな。間逆な感じの映画だが。
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機種変

ちょっとネットに繋いだり写真撮ったりしただけで電源が落ちるようになっていたので、これはスマホの買い替えどきだろうと実駒とドコモショップに行ったのは先週の木曜日。
ところが機種変に行ったのにスマホを家に置いてくるという痛恨のミス。
仕方ないので機種とプランだけ選んで今日取りに行った。
なるべく新しいことを覚えたくないので前の機種に近いらしいのにしたのだが、やっぱり機械をもらって帰っても、どこを押せば電源が入るのかさえ分からない。
実駒があとで設定しておくと言ってくれてるのだが、そういうことするから覚えないんだよなあ、と思いつつ自分であの機械と取っ組み合いをする気はまるでないのだ。
やれやれ。

駆け足東京展覧会巡り(その2)

ホテルは八王子。八王子に行くのは初めて。八王子ってこんなに都会だったのか。知らなかった。

八王子に宿をとったのは、八王子市夢美術館でやっている「サカツコレクション 日本のポスター芸術 明治・対象・昭和 お酒の広告グラフィティ」を見たかったから。会場に入って思った以上の迫力に驚いた。まずサイズが思っていた以上に大きい。保存状態もよく、印刷技術も相当高い。絵もそれぞれに凝っていて見応えがあった。多田北烏(ただ・ほくう)という人の描く絵が特に好き。知らずに自分のある作品に使ってた。夢美術館は次に「ますむらひろしの北斎展」という不思議な展覧会をやるらしい。気になる。

次に東京国立近代美術館に向かったのは、恩地孝四郎展を見るため。去年東京ステーションギャラリーで見た月映(つくはえ)展がよくて、そのメンバーだった恩地孝四郎は見なくてはと思っていたのだ。美術館に着くと「恩地孝四郎展」の大きな看板。テンション上がったがよく見ると「予定」の二文字が。あれ?13日から?え?
やってしまった。日程ちゃんと確認してなかった。まじか。どうしようかと思ったが、所蔵品展やってるし、いちおう見るか、と思って入る。藤田嗣治の「三人の裸婦」と「アッツ島玉砕」がまた見れたし、大正から昭和の日本の洋画家や版画家の作品も興味深かった。(月映のメンバーだった恩地孝四郎と藤森静雄も一点ずつだがあった。)企画展の「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」も、夢美術館のポスター展と微妙にかぶっていて面白く見た。ああ、でも恩地孝四郎見たかったなあ。東京のあと和歌山に来るんだな。そっちで見ようかなあ。

ちょっとしょんぼりしつつ、銀座に向かう。ヴァニラ画廊でやっている「古屋兎丸展」を見るためである。ヴァニラ画廊は何回も行っているし行けば分かる、と思ったのが甘かった。あれ?ここ曲がるんじゃなかったっけ?と思って歩きまわるが見つからない。おまけにスマホの調子も悪い。結局時間切れで辿りつけなかった。古屋兎丸先生の原画見たかったなあ。しょぼん。

でも移動時間に読んだ「火星の人」に慰められて帰ってきた時はそれなりにポジティブな気持ちになっていた。まああの本読むとポジティブにはなるね。とりあえず地球にいるし。というわけで東京展覧会巡りは思惑違いもあったけど充実していた。年初の遠征としては幸先いい感じだ。

駆け足東京展覧会巡り(その1)

あ、今年最初の記事か。
明けましておめでとうございます。
て、今ごろ。

生賴範義さんの回顧展を東京でやると聞いて、即東京行きを決めた。ついでに東京近辺の気になる展覧会を回ることにした。例によってホテルを取ったりするのは実駒だが。

始発のバスで出て、8日10時過ぎに東京着。さっそく「ゴジラ×生賴範義 回顧展」をやっている渋谷のPARCO GALLERY Xに向かう。行ってみてちょっと拍子抜けした。原画は8点。後はラフスケッチや複製原画のこじんまりとした展覧会だった。みやざきアートセンターでやっている大規模な展覧会とは比べるべくもない。しかしその分じっくり見た。ゴジラに特化しているのもいい。グッズが充実していて、展覧会自体は無料なのだが、結局かなりの散財。まんまと乗せられた。

次に森美術館の村上隆展を見る予定だったのだが、渋谷駅を歩いていたらラファエル前派展のでかい看板が。え、渋谷でやっているのなら素通りできないなあ。というわけで、急遽Bunkamuraのザ・ミュージアムで開催されている「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」を見に行く。ラファエル前派、高校の頃けっこう好きで影響受けた。今でもすごく好きかと言われると微妙なのだが、なんというか甘酸っぱいものは感じる。けっこう充実した展覧会で、初めて見る作品が多かった。フレデリック・レイトンの「ペルセウスとアンドロメダ」というのが19世紀モンスターアートとしては出色の出来ではないか。ゴジラ見た後だからか怪獣に目が行った。怪獣の絵はこれだけだけど。

さらに怪獣続きで森美術館の「村上隆の五百羅漢図展」である。村上隆さんのまとまった展覧会って初めて見るな。これは壮観だ。いや怪獣の展覧会ではないんですが。いや怪獣か。メインの五百羅漢図は全部で全長100メートルの大作。それぞれにキャラの立った五百羅漢もさることながら、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神やその他の奇怪な生き物たちがド迫力。曾我蕭白とか伊藤若冲とかと手塚治虫、水木しげる、宮﨑駿、タツノコプロが同列で並ぶ。村上隆さんは同い年なので影響受けたものはよく似てるのだ。ドクロの月は石森章太郎の幻魔大戦かなあ。制作過程の解説も面白かった。写真撮影可だったので僕も何枚か写真撮った。もう一回くらい見に行きたい。
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