村野守美先生の訃報に接する。
心不全とのこと。
村野守美先生の作品ではやっぱり代表作の一つでもある「草笛の季節」が好きかな。
オサムとタエの物語は甘酸っぱく、ちょっとしたエロティシズムも匂わせていて、忘れがたい。
村野守美先生は人物にも味があるが、風景も素晴らしく、墨ベタの使い方が魔術的。
坂口尚先生、あすなひろし先生、永島慎二先生、岡田史子先生、やまだ紫先生、みやわき心太郎先生、60年代、70年代を代表する作家たちもずいぶん鬼籍に入られた。
その次代を生きていた人間として寂しい。
しかしマンガを教える側の人間として、若い学生たちにその時代の輝きを教えることも僕らの世代の使命なのかな、とも思う。
村野守美先生は一度精華大学に来られたことがある。
その時はあまりお話する機会がなかったのだけれど、今考えればもったいないことをした。
心からご冥福をお祈りします。
話は変りますが、明日から韓国に出張に行きます。
初韓国なので楽しみです。
帰りは15日の予定。
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