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50年代古典B級SF二本立て

昨日はB級ナイトだったので、DVDを二本観た。
本来B級映画というのは二本立で観るのが正しい見方なのだ。
先週も二本立ての予定だったのだけど、用意していた「女体調教人アマゾネス」がうちのデッキで再生できなかった。
デッキの方もだいぶがたがきているのだけど、「女体調教人アマゾネス2」も「女体調教人ラブキャンプ」も再生できなかったところを見ると、DVDの方にもなんらか原因があるのだろう。
むしろ「女体調教人グレタ」だけ再生できたのが不思議。

で、昨日は第3水曜なので、モンスター映画二本立てだ。
B級SF映画におけるクラシック中のクラシック、「金星人地球を征服」と「暗闇の悪魔 大頭人の襲来」の二本である。
「金星人~」の方がメジャーなので、そちらを後にしようかと思ったけど、「金星人~」が1956年作品、「暗闇の悪魔」が1957年作品なので、年代順に観た。
僕はそういうところ、変に律儀なのだ。

「金星人地球を制服」はB級映画の帝王、ロジャー・コーマン監督の作品である。
そして、登場する金星人は「金星ガニ」の名前で、たぶん僕の世代のオタクなら知らないものはないくらい有名なモンスターである。
僕も容姿は昔から知っていた。
自分の作品にちょこっと登場させたことさえある。
でも観るのは初めてなのだ。

この映画、主演が「スパイ大作戦」のフェルプス君ことピーター・グレイブスと、「夕陽のガンマン」のリー・ヴァン・クリーフである。
豪華だ。
リー・ヴァン・クリーフの猛禽を思わせる容貌は博士役(どちらかというとマッドの方)を演じてもかっこいい。
そして、ロジャー・コーマン、伊達に「帝王」の名を頂戴していない。
実にきびきびとした演出で、サスペンスを盛り上げる。
しかもお金かけてない。
例えば、金星人が金星から宇宙船で脱出するシーン。
たぶん金星表面を思わせる絵(写真?)1枚とライトとカメラしか使ってない。
なのに、不思議なリアリティーがあってかっこいい。
例えば金星人がやってきて、町のエネルギーが全て失われるシーン。
ただ止まっている時計とか止まっている機械を写しているだけである。
しかし、短いショットをたたみかけるように重ねて、何か異変が起こっていることを的確に伝えている。
実に上手い。
それとこの映画、びっくりするくらい人が死ぬ。
え?まさかこのキャラクターも?と思うくらい、人が殺されるのである。
無理のあるプロット、金星ガニのむしろゆるキャラめいた造形にもかかわらず、ちゃんと一級のサスペンスに仕上げている。
さすがだ、ロジャー・コーマン。

「暗闇の悪魔 大頭人の襲来」はそれに比べるとだいぶゆるゆるな映画である。
どちらかというとコメディ色の強い作品で、サスペンスを盛り上げるシーンも戦前のユニバーサル映画を思わせる古色蒼然とした演出。
こうして比べるとロジャー・コーマンがいかに当時新しかったかよく分かる。
しかし「暗闇の悪魔」もそれなりに楽しいですよ。
空飛ぶ円盤の存在を隠す政府と軍の存在、というのもたぶん当時としては新鮮なテーマだし、50年代の若者風俗が描かれているのも、今観ると楽しい。
むしろB級の醍醐味、というのはこういう作品にある気がする。

そんなわけで50年代を満喫した一夜であった。
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