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展覧会三つ(その一)

京都市美術館で開催されている「リヒテンシュタイン 華麗なる公爵家の秘宝」展と「ゴッホ展 空白のパリを追う」を見にいった。
今京都市美術館では、一階が「リヒテンシュタイン」と「ゴッホ展」、二階が創画展ともう一つやっている。
創画展はこの間見にいったので、今日は一階の二つを見にいったわけだけど、わりと小規模な展覧会なのだ。

まず「リヒテンシュタイン」展から。
オーストリアの名門貴族のコレクションからの展示。
ルーベンスの作品を中心に、絵画だけではなく、工芸品なども展示されている。
ルーベンスがやはり一番見応えがある。
「キリスト哀悼」は大作だが、キリストがいかにも死体然としていて、神の子をこういう風に描くというのは東洋人にはちょっと理解しづらいところもある。
全然神々しくないの。
もう、ほんと死体、って感じ。
エロそうなサテュロスの絵もなかなかいい。
狩りを主題にした習作2点も小品ながら迫力がある。
ヴァン・ダイクの肖像画はさすがの貫禄。
ヤン・ブリューゲル2世の「死の勝利」はペーテル・ブリューゲルの模写だが、骸骨集団が人々を虐殺しているところをこれでもかと描き込んでいて圧巻。
クリストファーノ・アッローリという画家のユディットもよかった。
あ、なんか僕が気に入った絵はだいたいちょっと不気味だったり悪趣味だったりするのが多いね。

ただ、全体に漂う貴族趣味みたいなのは、そりゃリヒテンシュタイン展なんだから仕方ないんだけど、どうも肌には合わない。
根っから庶民なんだと思う。

で、「ゴッホ展」の方がきっと肌には合うだろうと思って、そちらの会場に。
ゴッホ展は何回か行っているし、あんまり新鮮味ないかな、とも思ったんだけど、まあゴッホ嫌いではない。
ところが、今回のゴッホ展、「空白のパリを追う」ということで、なんかやたら説明に力を入れている。
絵より説明パネルの方が大きかったりする。
まるで説明の参考資料として絵が展示されているような感じ。
後半それがさらにひどくなる。
展覧会というよりほとんど研究の発表会という感じで、絵を鑑賞してほしい、という展示の仕方ではない。
僕は白けてしまって、かなり足早に過ぎてしまった。
確かにゴッホ展を今やるのならなんらかの工夫をしないと新鮮味がない、というのは分かる。
でも展覧会はあくまで作品の鑑賞が主眼だし、作品の鑑賞というのは見るものと作品が一対一で向き合うことだ。
解説も鑑賞の役には立つが、あくまで作品が主、解説が従だろう。
当たり前のことだと思うんだけど、その当たり前が忘れられている感じがして残念だった。
ゴッホが腑分けされてるの見てる感じで、作品が気の毒だった。
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