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クリストファー・リー生誕祭

水曜日は通常の授業に加え、ちょっと重めの仕事があって帰りも遅くなった。
しかし、そんな夜こそB級ナイトだ。
今週はレイ・ハリーハウゼン追悼Part2のつもりだったのだけど、5月27日がクリストファー・リー御大の91歳のお誕生日と言うことで、クリストファー・リー主演作を二本観た。
一本は「帰ってきたドラキュラ」(1968年)、もう一本は「白夜の陰獣」(1966年)。

「帰ってきたドラキュラ」はシリーズ4作目で、クリストファー・リーのドラキュラとしては3本目になる。
ハマーのドラキュラ映画は、テレンス・フィッシャーが監督した初期の3本(「吸血鬼ドラキュラ」「吸血鬼ドラキュラの花嫁「凶人ドラキュラ」」)、シリーズが定着し、プログラム・ピクチャーとして監督を変えながらも安定感を持って作られた中期の3本(「帰ってきたドラキュラ」「ドラキュラ 血の味」「ドラキュラ復活 血のエクソシズム」)、舞台を現代に移し、変化球勝負になった後期の3本(「ドラキュラ'72」「新ドラキュラ 悪魔の儀式」「ドラゴンvs七人の吸血鬼」)に分けると分かりやすい。
さっき思いついた。
てきとー。

中期の3本は全部観ているはずなんだけど、どれがどれだっけ?とか思っていて、ファンの風上にも置けない。
ゴジラだったら「ゴジラ対○○」で、相手の怪獣が出てくるから分かるんだけど、ドラキュラシリーズはドラキュラしか出てこないからね。
というわけで、うろ覚えのまま観出した「帰ってきたドラキュラ」だけど、なかなかどうして見応えのある作品だった。
脚本をジョン・エルダー、監督をフレディ・フランシスが担当している。
人間ドラマ部分が手堅く撮られていて、無心論者の青年ポールと司祭の姪マリアのロマンスも初々しいし、居酒屋の主人たち脇役キャラも分かりやすく楽しい。
司祭役のルパート・デイヴィースも貫禄十分。
何より心の弱さからドラキュラの手下になってしまう神父役のイワン・フーパーが印象に残る。
ストーリーには色々矛盾とかあるけど、それはまあお約束なんで。
最初の犠牲者の女は誰の手にかかったのか?とか考え出したら負け。
ドラキュラ城のデザインが毎回違う、とかも気にしない。

で、クリストファー・リーだけど、見せ場がたくさんあってドラキュラ役者として円熟の極みにあると言っていい。
時にエロティックに、時に残酷に、時に尊大に、時に高貴に、時に悲壮に。
かっこいい。
「凶人ドラキュラ」の時より生き生きして見えるな。
けっこう名作だと思う。

もう一本の「白夜の陰獣」はクリストファー・リーがロシアの怪僧ラスプーチンに扮した怪作。
史実とはだいぶ違うらしいが史実を知らないのでそれはいいや。
欲望のまま奇怪な超能力と催眠術を使って権力の階段を上がっていく怪僧ラスプーチンをクリストファー・リーが実に楽しそうに演じている。
顔が映っていないシーンは代役かもしれないけど、踊るクリストファー・リーも見れる。
これも脚本はジョン・エルダー、監督はドン・シャープ。
なんとなく既視感があると思っていたら、同じ年に作られて「凶人ドラキュラ」と同じセット、同じキャストを使いまわして撮影されたらしい。
道理で。
ああ、ここの前でドラキュラが割れた氷の下に落ちるんだよなあ、というセットが出てきたりする。
この辺りはB級っぽくていいなあ。
クリストファー・リーは目力も強いが、声もセクシーでかっこいい。
「凶人ドラキュラ」のドラキュラに今ひとつ魅力を感じないのは、あの映画でドラキュラが全然しゃべらないからだと思う。
「白夜の陰獣」は、役者クリストファー・リーの様々な魅力が出ていて楽しい。
毒を飲んでも死なないラスプーチンもクリストファー・リーが演じると説得力がある。
まあ、それくらいでは死なんだろうと。
そのわりにラストはちょっとあっけない。

「白夜の陰獣」のDVD(イマジカ版)にはオリバー・リードがナレーションをやっているクリストファー・リーの紹介映像が入っていて、クリストファー・リーの誕生日を祝うにはふさわしい。
ピーター・ジャクソンの「ホビット」の続きもあるし、91歳にして新作が待たれる偉大なる映画スターである。
いついつまでもお元気で。
吸血鬼ドラキュラのごとく。
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