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ボストン美術館 日本美術の至宝

あいかわらず、会期終りになっての駆け込みだけど、金曜日に大阪でやってる展覧会を二つ見てきた。
一つは大阪市立美術館の「ボストン美術館 日本美術の至宝」、もう一つは大阪歴史博物館の「幽霊・妖怪画大全集」。

「ボストン美術館」展は曽我蕭白の「雲龍図」が出品されると言うので見に行った。
と言うと、あたかも僕が日本美術に造詣が深いかのようだが、騙されてはいけない。
前にも書いたが僕は日本美術史に全く疎い。
あまりに疎いので、小学館が「日本美術全集」を出すと知って、一つそれに乗っかるか、と購買を決めた。
その第2回配本がついこの間出た「若冲・応挙、みやこの奇想」で18世紀の京都の画家を扱っている。
そこに曽我蕭白も大きく取り上げられていて、それで初めてこのやたらとあくの強い画家に興味を持ったのだ。
それまでは蕭白なんて全然知りませんでしたよ。

で、ボストン美術館のことも全然知らなかった。
なんでもボストン美術館には世界で有数のアジア美術のコレクションがあるのだそうだ。
フェノロサとか岡倉天心とかが関わっている。
10万点にも及ぶそのコレクションから、選りすぐった名品が里帰りしたのが今回の展覧会。
奈良時代から近世に至る美術史が概観できるように、概ね時代順に作品が並べられている。
日本美術史に興味を持ち始めたビギナーのおがわにまさに打ってつけの展覧会ではないか!

何しろ無知なので、どれも興味深い。
奈良・平安の仏教美術も妙になまめかしかったりして面白い。
「普賢延命菩薩像」という絵があって、普賢菩薩が頭が三つある白い象に乗っているのだが、この象の目つきが只者ではない。
「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」という二つの絵巻物もあって、これも見もの。
絵巻物はほんと面白いなあ。
図録ではなかなか面白さが伝わりにくいんだけど、絵巻ってパソコン上でスクロールしながら見るのには適しているんじゃないだろうか。
基本デジタルが苦手なおがわだが、デジタルの絵巻全集が出たら買います。
どこか出してください。

安土桃山時代から江戸時代にかけては豪華絢爛な絵が並んでいる。
狩野派の金地の大作も迫力があるし、尾形光琳のおそろしくモダンな「松島図屏風」にも驚いた。
しかしなんと言っても今回の目玉は曽我蕭白で、全部で8点展示されている。
「風仙図屏風」は画面からごうと風が吹いてくるかのような大迫力の絵で、日本美術全集で見てはいたけど、実物の迫力たるや。
ほとんどは水墨画なのだが、自然物の力強い造形と、あくの強い人物描写が特徴。
そして待っていましたの「雲龍図」。
巨大な画面いっぱいに大胆極まりないタッチで巨大な龍が描かれている。
こんなすごい絵は見たことない。

日本美術恐るべし!
五十にして日本美術の面白さ奥深さに目覚めた。
曽我蕭白こそクールジャパンだ。
あるいは尾形光琳、あるいは伊藤若冲。
こういうかっこいい伝統を持っていることを僕らはもっと誇りにすべきなのだ。
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