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幽霊・妖怪画大全集

ボストン美術館展の余韻覚めやらぬまま、大阪歴史博物館の「幽霊・妖怪画大全集」を見にいく。
大阪歴史博物館は10階建ての建物で、窓から大阪城が見下ろせる。
金曜日は8時までの営業になっていたので、欲張って常設展の方も見る。
まずエレベーターで10階まで上がって、そこから順に下がっていく。
10階、9階、8階が常設展で、古代から近代までの大阪の歴史が概観できる。

6階が企画展でここが「幽霊・妖怪画大全集」の会場。
暖簾をくぐって会場に入る。
最初の部屋はプロローグ「笑う骸骨」。
有名な歌川国芳の巨大骸骨の浮世絵や丸山応挙画と伝えられる波立つ海を背景に骸骨が座禅を組んでいる変な絵が展示されている。
そこからさらに暖簾をくぐって、第1章「幽霊画の世界」の部屋に。
幽霊画の元祖は丸山応挙であるそうだ。
応挙作と伝えられるの美人幽霊の掛け軸に始まり、肉筆の幽霊画がずらり並ぶ。
予想していたよりずっと点数が多い。
中でも渓斎英泉の幽霊画がダントツに怖い。
イッちゃった目をした中年女の幽霊が美人の生首を手に下げている。
渓斎英泉はちょっとデカダンな美人画で知られる浮世絵の画家だが、これは肉筆画。
江戸時代の人はなんでこれを掛け軸にしようと思ったのか。
ホラー映画のポスターを壁に貼る感じなのか。
続いて、浮世絵版画の幽霊画。
こちらは主に歌舞伎の演目を描いている。
四谷怪談とか皿屋敷とか。
この頃からホラーオタクがたくさんいたんだな。

第2章は妖怪画。
こっちはずっと楽しい感じだ。
浮世絵版画を中心にこちらもかなりの点数が展示されている。
伊藤若冲の付喪神図は大正か昭和初期の絵本にありそうなモダンな肉筆水墨画。
浮世絵では歌川国芳と月岡芳年が点数も多く質も高い。
でも妖怪画はヘタウマ的なのにも捨てがたい味がある。
こういう遺伝子をついで僕らは怪獣好きになったのに違いない。

日本人であることの幸福をしみじみと感じた二つの展覧会だった。
ボストン美術館展は6月16日まで、幽霊・妖怪画展は6月9日まで。
会期残り少ないけど、行ける人はぜひ!
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