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さらにドラキュラ2本(その2)

「新・ドラキュラ悪魔の儀式」は「ドラキュラ'72」に続いて、リーがドラキュラを、カッシングがヘルシングを演じた現代ものだが、今回は廃墟となった教会のような昔ながらのホラー的空間がほとんど用意されていない。
いかにも70年代ホラーという感じがする。
作品のスケールは今回はえらくでかくなっていて、ドラキュラは巨大企業のオーナーになっていて、政府の要人やノーベル賞科学者を操り、新種のペスト菌で世界を滅ぼそうとする。
もうこうなると吸血鬼映画の枠を超えてしまっているけど、これはこれで新しい吸血鬼像を作ろうとした試みの一つとして理解できる。
実際、70年台以降の吸血鬼映画は、ただ美女の血を吸っていればいい、というものではなくなった。
それでも多くの作家たちは吸血鬼と言う存在にこだわり続け、新しい吸血鬼像を生み出し続けたのだ。
この作品では、ドラキュラの息のかかったカルト団体の建物の地下室に女吸血鬼たちが鎖につながれているシーンがなかなかいい感じだ。
ヘルシングの孫娘のジェシカたちが女吸血鬼に襲われるシーンはこの映画の白眉だが、どちらかと言うとゾンビ映画に近いテイスト。
ドラキュラが世界を滅ぼそうとしていることに対して、ヘルシングが論争を挑むシーンもなかなかにいい。
ちょっと哲学的な匂いすらする。
作品全体としては成功しているとは言いがたいけど、ちょっと忘れがたい印象を残す映画だ。

ちなみにこのDVDは、他のドラキュラ・シリーズがだいたいワーナーから出ているのに対して、DHDジャパンというところが出している。
ここのDVDを観るのは初めてなんだけど、画質がかなり悪い。
出来たらワーナーから出しなおして欲しいなあ。
貴重な映像がDVD化されること自体は歓迎すべきことだけど、この画質ではちょっと辛いです。
まあ、、昔上映会で観た数々の古いフィルムはだいたいこんなもんだったけど、DVDの映像になれちゃうとこれはきついな。
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