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「進撃の巨人」と「b」(その1)

どんな作品も無からは生まれない。
先行する作品や実在の事件などの影響を受けて作品というのは作られるものである。
「進撃の巨人」については、最初に読んだ時からジョージ・A・ロメロの影響は感じた。
知性もなくたたひたすら人間を捕食する巨人のイメージはロメロのゾンビ映画からインスピレーションを受けているだろう。
ロメロのゾンビ映画第2作である「ゾンビ」は、ショッピングモールを舞台に、内側を人間の世界、外をゾンビの世界に分け、間に「壁」を作ろうとする物語である。
それを拡大すれば「進撃の巨人」の世界観になる。

それとは別に、「進撃の巨人」3巻を読んだ時、エレンの父グリシャが、エレンに地下室の謎を託すシーンに僕は強い既視感を感じた。
その時はそれが何によるものか分からなかった。
3巻を読んだあと、しばらく続きを読んでいなかった。(僕は新刊が出るたびに買って1巻ずつ読むという読み方が出来ない。)
最近10巻までを通して読んで、その既視感の元が何なのか気がついた。
巨人をテーマにした某巨匠の有名な作品である。
仮に「b」とする。

僕は雑誌の方を読んでいないし、作者のブログ等にも目を通していない。
従って、以下の考察は単行本化された「進撃の巨人」10巻までと「b」全集版全4巻のみのよるものである。
またネタバレを含むので、「進撃の巨人」10巻までを読んでいない方はご注意を。

「b」ではナチス政権下のドイツで巨人化薬が作られる。
開発者の一人が主人公の祖父で、その秘密は祖父から父へ、父から主人公へと引き継がれる。
つまり父から息子への秘密の継承が二度行われるのである。
全集版1巻24ページから26ページが祖父から父へ秘密が受け継がれるシーンである。
麻酔注射をした後、祖父がまだ少年である父に秘密を託すことをつげ、巨人化薬の秘密が書かれた金属板を身体の中に埋め込む。
セリフの雰囲気はこちらが「進撃の巨人」に近い。

父から主人公への秘密の継承は76ページから100ページまでの1エピソードである。
実は僕が感じた既視感はむしろこのエピソードから来ている。
場所は針葉樹の森に囲まれた研究所である。
針葉樹の森は「進撃の巨人」でグリシャがエレンに語りかけるシーンでも背景に描かれている。
また祖父から引き継いだ巨人化薬の秘密を父は研究するのだが、その場所が「地下の実験室」なのである。
「b」の3巻17ページで死んだ父に替わり主人公が巨人化薬の研究を引き継ぐシーンがあるが、そこでも主人公は階段を降りて研究室に向かっている。
巨人の秘密が隠された研究室は地下にあるのである。
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