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「進撃の巨人」と「b」(その2)

「進撃の巨人」の巨人と「b」の巨人には、人間が巨人化する、というアイディアに加え、少なくとも二つ大きな共通点がある。

一つは巨人化のサイズに何段階かあるということだ。
「b」では巨人化薬の量によって、等身大から50倍(およそ100メートル)まで5段階の大きさをとることが出来るという設定になっている。
実際、巨人化した主人公は様々な大きさで描かれている。
これは「進撃の巨人」の3メートル級とか14メートル級とか超大型巨人(60メートルくらい)とかいう区分に近い。

もう一つは、「b」の、巨人化と同時に身体が鋼鉄のように硬くなる、という設定である。
巨人化薬を少量注射すると身体の大きさは変らず、硬化だけが起こる。
巨人化よりも硬化は本質的な特徴なのである。
一方、「進撃の巨人」では7巻以降に巨人の硬化ということがクローズアップされ、それがさらに世界の大きな謎と関わってくる。
硬化しても目だけは弱いらしく、「進撃の巨人」7巻では硬化能力を持つ女型の巨人の目を狙う戦術が取られるが、同じ戦術が全集版「b」2巻41ページで主人公に対して取られている。

他にも「b」と「進撃の巨人」にはいくつかの興味深い共通点がある。
「b」は、まずナチス政権下のドイツから話が始まり、そのためドイツ人が何人も出てくる。
「進撃の巨人」もエレン・イェーガーを始めキャラクターの多くはドイツ系の名前を持っている。

「b」の主人公の母親は中国人とドイツ人の混血だが、これは「進撃の巨人」のミカサ・アッカーマンの設定と類似している。

また「進撃の巨人」のアクションの要になっている「立体機動」だが、これも「b」に同様のアクションが出てくる。
全集版2巻第10章には人工のくもの糸を使って空中を自在に移動するくも人間が登場する。
「b」の連載が始まったのは1965年で、その3年前の1962年にはマーヴェル社でスパイダーマンがデビューしている。
アメリカでのスパイダーマン人気を知った巨匠がいち早くその設定を自作に取り入れた、というのはありそうなことである。
一方「進撃の巨人」の立体機動にサム・ライミの「スパイダーマン」3部作や新しい「アメージング・スパイダーマン」のアクションが影響していないというのは考えにくい。
「b」と「進撃の巨人」に直接の関係がないとしても、両者の「立体機動」のルーツは同じである可能性があるのである。

最後にテーマに関してだが、「進撃の巨人」では「外の世界を探検する」ということに大きな意味が与えられている。
「b」での巨人は元々は軍事目的だったのだが、主人公はそれを宇宙開発に役立てようと考えているのである。
テーマにおいても一定の類似が見られると言っていい。
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