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ネモ船長の夜

春頃、デイヴィッド・フィンチャー監督でヴェルヌの「海底二万里」を映画化するという情報が流れて、じゃあこの機会にと思って新潮文庫の「海底二万里」を買った。
買ってしばらく放置していたのをこの間読んだのだけど、で、映画化の方はどうなってるかな?と思って検索したら、何ヶ月も前に、企画が流れた、というニュースが出ていた。
なんだよ、もう。
新潮文庫は昔の挿絵全部入れていて、それを読めたのはよかったけどね。

そんなわけで先週の水曜日はいつものB級ナイトを変更して、海底二万里追悼企画・ネモ船長ナイトに。
観たのは「海底2万マイル」(1954年)と「SF巨大生物の島」(1961年)。

「海底2万マイル」はリチャード・フライシャー監督のディズニー・プロ作品。
すごく有名な映画だけど、たぶん初見。
ネモ船長役はジェームズ・メイソン。
ちょっと原作とイメージ違ったけど、複雑な性格の船長をさすがに巧みに演じている。
原作ではどちらかというと脇役のネッド・ランドをカーク・ダグラスが演じていて、主役の扱い。
原作では主役のアロナクス教授をポール・ルーカス、その召使いのコンセイユをピーター・ローレが演じている。
127分の長尺だけど、何しろ原作が長大なので、だいぶ端折られているのはやむをえない。
あ、でもアトランティスのくだりがなくなってるのはさみしいな。
ノーティラス号のデザインは優美でかっこいい。
水中撮影のシーンも多くて、当時としては最新の技術を投入した野心作だったんだろうね。

この映画の最大の見物はなんといって巨大イカ。
NHKの衝撃的映像も記憶に新しいダイオウイカ(たぶん)だが、この映画ではもっと怪獣らしい造形でなかなかの迫力だ。
最初に出てくるところはしょぼいんだけど、あとで出てくる実物大の巨大イカがいい味。
コマ撮りとかではなくて、ワイヤーかなんかで操演している。

ラストは原作とは大きく違うんだけど、まあこれはこれでありかなあ。
個人的には原作の方が好みだけどなあ。

もう一本の「SF巨大生物の島」は子供の頃何度かテレビで観ている。
レイ・ハリーハウゼンが特殊効果を担当。
原作はヴェルヌの「神秘の島」(未読)で、ネモ船長は出てこないのだが、映画化に際して登場させることにした、とハリーハウゼンが言っていた。
ストップモーションの巨大カニや怪鳥フォロラコスはよく覚えている。
仕留めた後に料理して食べちゃうところが子供心に新鮮だった。
すごくおいしそうなんだよね。
巨大ミツバチから後はあんまりよく覚えていなかった。
巨大ミツバチの後にノーティラス号が登場するのだが、洞窟に停泊しているだけで、動くシーンはなし。
ネモ船長はハーバート・ロムが演じている。
「海底2万マイル」では端折られていたアトランティス(?)らしき海中都市がこちらでは復活。
巨大オウム貝も出てきて、ハリーハウゼン節が楽しめる。

「海底2万マイル」が大作感のある映画なのに対し、こちらはかなりB級ぽい。
B級、って言ってもコロンビア映画だしそこそこお金かかってるけど、ストーリーの一貫性より見せたい場面いろいろ揃えてみました的な作りが嫌いではない。
「海底2万マイル」が女っ気なしの映画なのに対して、こちらはお色気サービスもあり。

デイヴィッド・フィンチャー版も観てみたかったけど、これはこれで楽しい古き良き時代の特撮娯楽映画二本立てでした。
他の監督で復活するかもしれないし、それまで気楽に待つとします。



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