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泥だらけの純情

久しぶりの火曜恒例邦画劇場です。
いや、僕が勝手に言ってるだけなので気にしないでください。
今日観たのは、「吉永小百合 私のベスト20」第3弾、「泥だらけの純情」。
1963年の日活作品で、監督は中平康監督。
中平康監督の映画を観るのは初めて。

アルジェリア大使令嬢の真美(吉永小百合)とチンピラやくざの次郎(浜田光夫)の純愛物語。
と言っちゃうと身も蓋もないけど、これが面白かった。
二人の住む世界の違いが実にくっきり描かれていて、前半はその噛み合なさがおかしい。
吉永小百合と浜田光夫の初々しさがかわいくて、思わず笑ってしまう。
後半のデスパレートな疾走感もいい。
なんかゴダールの初期作品みたいだ、と思ったら、中平監督はトリュフォーらヌーヴェル・ヴァーグの監督から評価されていたそうだ。
知らんかった。

「ロミオとジュリエット」も連想するけど、「ロミオとジュリエット」が水平方向に対立する二つの家族の話であるのに対して、こちらは垂直方向にかけ離れた二つの社会集団の間の恋愛。
今も格差社会ということが言われるけど、こうして見ると、やっぱりこの頃の方が格差は歴然としていた感じはする。
刑事の一人が、真美が乗るはずだった飛行機を見て、死ぬまでに一度は飛行機に乗ってみたい、と言うシーンがあるのが印象的。

ラストは思いがけなく日本的で、ちょっと意外だった。
そう来るのかあ。

この映画を観てちょっと連想したのが「愛と誠」。
深窓の令嬢と不良少年の恋、というシチュエーションがよく似ている。
真美がスキーをするシーンもあって、もしかすると梶原一騎先生は意識されたかもしれない。

次郎の兄貴分役の小池朝雄がいい味。
中平康監督、ちょっとチェックしなくては。
とりあえず「狂った果実」と「月曜日のユカ」は観たいな。
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