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サスペリア

この間、「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」という新作を観たのだが、考えてみると僕はアルジェントの作品、あんまりきちんと観てない。
代表作の「サスペリア」も昔テレビで観ただけだしなあ。
劇場で観たのは「フェノミナ」と後1、2本かなあ。
そんなわけで、今週来週でいわゆる魔女三部作を観ることにした。
今日は「サスペリア」である。
1977年のヒット作。

今観ても脚本に関してはあまり上手く出来ているとは思わない。
思わせぶりに出てくる登場人物も生かしきれていないし、張った伏線を拾っていないところもある。
前半のシリアルキラー的な部分と後半のオカルト的な部分が今ひとつ上手く接続できていないようにも感じる。
秘密であるはずの扉は分かりやすすぎるし、魔女がダンス学校で何をしようとしていたのかも結局よく分からない。

しかし、誰しも認めるようにこの映画の映像と音楽の織りなす悪夢的な迷宮性は今観ても衝撃的だ。
こんなテンションの映画はそうない。
熱に浮かされて見る悪夢さながらのイメージが続く。
脚本の割り切れなさが、逆にイメージを膨らませているところもある。
例えば、この映画に出てくる金髪の美少年は最後まで観ても何者なのかよく分からないんだけど、そういうよく分からない部分が残るところにこの映画の面白みがある。
「エクソシスト」や「オーメン」といったアメリカのオカルト映画の脚本は良くも悪くももっと筋が通っていて、すっきり割り切れる分この悪夢のような感じはない。

この映画においてはアルジェントの美意識は最初から最後まで一貫している。
まあ、この感覚に頼った演出法が仇になって後年のぐだぐだ感のある映画につながっていくんだと思うけど、この時点でのアルジェントの充実ぶりはやはり素晴らしい。
次回は「インフェルノ」。
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