ニッポン無責任野郎

さて、2014年初の火曜邦画劇場、今回は「昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」Vol.3「ニッポン無責任野郎」を観た。
1962年12月公開の東宝映画。
前作の「ニッポン無責任時代」が同じ1962年の7月公開なので、半年で新作が公開されたわけである。
監督は同じ古沢憲吾。

今回植木等演じるのは、源等(みなもとひとし)。
「ニッポン無責任時代」の主人公が平等(たいらひとし)なので、源平になっている。
主人公のC調ぶりに磨きがかかって、前作以上に面白かった。

まず、タイトルデザインがかっこいい。
白黒のおしゃれなデザインで、まるでソール・バスみたいだ。
あ、ソール・バスというのは昔のデザイナーで、映画のタイトルデザインで有名な人ですよ。

常務派と専務派の対立、ってのは話にはよく聞くけど別世界の話なのでよく分からないのだが、そこに我らの源等が飛び込んで引っかき回す。
これはあれだな、トリックスターだ。
神話に出てくる、いたずら好きの神様だ。
北欧神話のロキみたいな、真夏の夜の夢のパックみたいな。

会社でむちゃくちゃやりながら、恋のキューピッド役買って出たり、ちゃっかり自分も妻を娶ったり。
この源夫婦が、共働きで生活費を割り勘にしているところなんかは、この時代としてはかなり進んでいたのではないか。
谷啓演じる同僚も結婚するのだが、こちらは嫁姑の、多分当時のある種ステレオタイプなシチュエーション。
そこにC調男の源等が乗り込んで、見事に解決しちゃうアクロバティックな展開が痛快だ。
脚本上手いなー。
お母さん役の浦辺粂子がすごくいい。

そして、本筋の常務専務派の争いにも見事なオチが待っている。
これはびっくりした。
正月にふさわしいめでたい映画でした。
前作ともつながってるので、ご覧になるときは是非「ニッポン無責任時代」から。
タイトル紛らわしいので間違わないでね。
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