クレージー黄金作戦

久しぶりの邦画劇場なのである。
2月3月がかなり変則的だったので、ここで聞かれてもいないのに一人映画特集のプログラムについておさらいする。

火曜日:邦画特選劇場(「昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」と「吉永小百合 -私のベスト20- DVDマガジン 」を交互に観る)
水曜日:B級ナイト改め、東宝特撮ナイト&邦画ポルノナイト(「東宝特撮映画DVDマガジン」と「日活または東映のポルノ映画+α」を交互に観る)
木曜日:月極映画祭(4月、5月はアラン・レネ追悼特集)

そんなわけで、火曜日は「クレージー黄金作戦」である。
東宝映画創立35周年記念作品というキリがいいんだかなんだかよく分からない1967年の超大作。
制作費1億8000万円、上映時間2時間37分なので、本当に超大作なのである。
いや、2時間37分て、喜劇映画の尺じゃないでしょ。

長いのには長いだけの理由がある。
まずこの映画の主人公は三人。
植木等演じる賭け事好きの円円寺住職・町田心乱、ハナ肇演じる煎餅屋上がりの代議士・板垣重金、谷啓演じる正義感の強い純真な医師・梨本金男。
全然つながりのない三人の話が平行して描かれる。
三人が同じ飛行機に乗り込むのは50分を過ぎた辺りで、それまでそれぞれ無関係に話が進むのだ。
なかなか度胸のある脚本だ。
で、この三人が実に演じている本人のキャラクターにぴったりでおかしい。

そしてそこからはアメリカロケ。
これが実に本格的である。
ハワイからロサンジェルス、そしてラスベガスへと舞台が移動する。
脚本もスケールアップして、ギャングが絡む宝探し映画へ。

こういう記念大作というのは大味になりがちだが、この映画、その豪華さをちゃんと使いこなしていて感心する。
何本か映画を作れるネタを仕込みながら、それを「金」という身も蓋もないテーマで統一している。
その身も蓋もない吹っ切れぶりがこの映画の魅力。
金をかけて金の映画撮ったよ!と言わんばかりの全編、金かかってる感満載の映画。
こういう映画、日本人は苦手だよなあ。
日本人が無理して金かけて豪華な映画撮ろうとして結局貧乏くさい映画が出来てしまった、というケースをいくつ観てきたことか。
それをこの映画は軽々とクリアしてる。
見事だ。
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