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戦争は終った

アラン・レネ追悼第5弾は1965年の「戦争は終った」。
イブ・モンタン主演の、今回はリアリズムの映画。
とは言え、随所にアラン・レネらしい仕掛けがある。
映像は、フランコ政権下のスペイン、フランスに亡命しながら地下活動をする男の三日間を追う。
この男を演じているのがイヴ・モンタン。

スペイン内線とその後のフランコ政権の抑圧がこの情熱の国に落とした影については、僕の大好きなヴィクトル・エリセの映画でも描かれるのだが、実は詳しく知らなくて勉強しよう勉強しようと思いつつ今日まで来ている。
とりあえず岩波新書の「スペイン現代史」が部屋のどこかにあるはずなのだが、見つからない。
探さねば。

当時の非合法組織の雰囲気等も具体的に描かれ、それはそれで興味深いのだが、アラン・レネらしく革命を目指す男と二人の女との関係が興味深く描かれている。
一人は自身も運動に関わっている少女で、この少女を演じているのはジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド。
書きにくいし覚えにくい名前だけど、このジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが素晴らしく魅力的。
イヴ・モンタンはいい年なのだけどもてるので、会ってすぐこの少女といい関係になる。
このベッドシーンがアラン・レネらしい斬新でスタイリッシュな映像でかっこいい。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドはこの映画でシュザンヌ・ビアンケッティ賞という新人女優に与えられる賞を受賞している。
もう一人は男の妻で、演じているのはベルイマンの映画に多く出ているスウェーデン人の女優イングリッド・チューリン。
フランスで出版の仕事を仲間とやりながら、なかなか家に帰ってこない夫を待っている。
妻とのベッドシーンはまた違うスタイルの映像。
こちらはこちらで魅力がある。
まあどちらが好きかと言えばジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドですよ。
そりゃ。

戦争の問題と男と女の問題を絡めて描くのは「二十四時間の情事」と同じで、そこに生まれる濃密な空間がアラン・レネ映画の一つの魅力だろう。
スペイン現代史を少し勉強してからもう一度観たい。
そのためにもまず「スペイン現代史」を掘り起こさなければ…
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