「女番長ゲリラ」プラスワン

ポルノナイトは東映ポルノプラスワン。
東映ポルノはまた鈴木則文監督で女番長シリーズ第3弾の「女番長ゲリラ」。
1972年公開作品。
ちなみに女番長は「スケバン」と読みます。

もう一本は「けっこう仮面3」。
まずはこちらから。
もう誰も覚えていないだろうし誰も気にしていないと思うが、僕は「けっこう仮面」の実写化作品全作を観るという無謀なタスクを自分に課しているのである。
「けっこう仮面」の実写化作品はオリジナルビデオで10作、劇場映画で1作の計11作ある。
今日観たのはそのオリジナルビデオの3作目で、秋元豊監督による最終作。
1993年作品。
これは初めて観た。

今回けっこう仮面は音楽の黛先生に恋をするという新機軸。
シリーズ3作目ということで、いろいろ工夫はされている。
高橋真弓は松本亜沙美という人だが、今回はその友人の三木村麻希(吉岡真由美)というキャラクターの方が目立っている。
黛先生とデートする約束をしているけっこう仮面の代わりに、けっこう仮面のコスチュームを着て現れるシーンもあるし。
もちろん役名は「デビルマン」の牧村美樹のもじりだ。
あと、仕置き教師にお仕置きされるのが好きというマゾっ子メグちゃんというキャラクターが異彩を放っている。
しかもマゾっ子メグちゃんこと的射めぐみを演じている人の名前は「高橋真由美」。
偶然なのかなこれ。
キューティーバニーとかスキ子姫とかオモロイとかビビルマンとか妖鳥チヂレーヌとか安走菊之助とか直次郎とかカシュラ男爵とかゲストキャラも多彩。
蛇足を承知で書いておくと、キューティーハニー、「ドロロンえん魔くん」の雪子姫、オモライくん、デビルマン、妖鳥シレーヌ、「あばしり一家」の菊之助、直次郎、「マジンガーZ」のアシュラ男爵のパロディ。
ダンディペアというブルース・ブラザーズみたいな二人組が出てくるんだけど、エンドクレジット見たら高千穂遙さんと漫画家の神崎将臣さんだったのでびっくりした。
緑色の髪の毛に虎のビキニのラメちゃんは一本木蛮さん。

それだけ多彩なゲストキャラクターが出てきて、面白いのかと言われるとこれがやはりかなり残念な感じである。
カシュラ男爵が右と左で痴話喧嘩するのがちょっと面白かったくらい。
けっこう仮面とチヂレーヌのキャットファイトなんかそれなりに見せ場なのに、中途半端だ。
クライマックスは7人のけっこう仮面が登場するという豪華さなのだが、どうにもテンポが悪い。
なぜワルツにする必要があるのか。

もやもやした気分を抱えたまま「女番長ゲリラ」を観る。
こっちは文句なしに面白かった。
またもや舞台が京都である。
京都、そんなに女番長の町だったのか。
しかも祇園祭の時期なのである。
山鉾も映っている。
八千代館は今回も映っている。
ついでに言うと「東映まんがまつり・へんしん大会」の看板も映っていて、メインの2本は「仮面ライダー対じごく大使」と「魔犬ライナー0011変身せよ」である。

主役は今回は杉本美樹で、池玲子は脇に回っている。
もっとも池玲子の存在感は圧倒的で、時に主役を食っている。
杉本美樹には池玲子のカリスマ性はないが、どこにでもいそうな女の子なのが逆に今回は生きている。
不良に絡まれた杉本美樹がツナギのジッパーを下げて左乳房の刺青を見せるシーンはかっこいい。
その後杉本美樹たちが男どもをぼっこぼこにするのである。

杉本美樹の役は幸子でその相手役の新人ボクサーが一郎である。
幸子と一郎でピンときた人もいるかもしれないが、そこにあがた森魚が本人役で出ているのである。
あがた森魚の「赤色エレジー」はこの二人をモデルにした曲だということになっているのだ。
林静一先生の立場は!と思わないわけではないが。
「明日になれば、朝になれば忘れられる」というセリフも大事なシーンで出てくる。
「昨日もそう思った」って言うかなー、と思っていたがそれはなかった。

鈴木則文監督の演出はキレがよく、エロシーンも今回はそれなりにある。
時代の魅力も感じさせ、なかなか楽しめた一本だった。

「けっこう仮面」もぬるいギャグなんかいらないから、アクションで魅せるべきだと思うんだけどなあ。
まだ先長いなあ。

来週は東宝特撮ナイト。
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