マンデラー自由への長い道ー

「マンデラー自由への長い道ー」を観た。
ネルソン・マンデラの自伝を元にした映画である。
実話系の映画はあまり観ないのだが、マンデラは特別である。
去年の12月にマンデラの訃報が伝えられたあと、原作である「LONG WALK to FREEDOM」をペーパーバックで買った。
日本語訳も出ているのだが、これは本人の言葉で読みたいと思ったのだ。
しかし実はまだ読み始めてもいない。
で、映画の方を先に観ることになった。

原作との比較はできないが、マンデラを必要以上に美化したり理想化したりしていないという印象を持った。
特にこの映画はマンデラと妻との関係にかなり焦点を当てている。
マンデラは三度の結婚をしているのだが、一人目と二人目の妻との関係が映画では描かれる。
一人目の妻とは、人権活動に奔走して家にも帰れない状態が続いた末離婚している。
息子のテンビは後にロベン島に投獄されている間に事故で亡くなる。
人間マンデラの苦悩が伝わるシーンだ。

二人目の妻のウィニーについては、この映画のもう一人の主人公と言っていいくらい大きく描かれている。
マンデラとウィニーの愛と別れがこの映画の主題の一つと言っていい。
ウィニーは夫マンデラが投獄されたあともマンデラの妻として反アパルトヘイトの運動に深く関わる。
27年の長い東国生活のあとマンデラが釈放された時には二人の政治的な姿勢には大きな隔たりが出来ていた。
その隔たりが二人の行く道を分ける。
自分を苦しめてきた敵を赦すことを選ぶマンデラと、戦いの道を選ぶウィニーと。

マンデラとデクラークら白人政治家たちとの関係も興味深い。
黒人の復讐を恐れる白人政治家たちの恐怖に理解を示し、しかし白人政治家に利用されることは周到に避ける。
この現実感覚がアパルトヘイトを終わらせたのだというのがよく分かる。

今日から原作も読みます。
読み終わるのいつになるか分からないけど。
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