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東宝特撮ナイト第9夜(「海底軍艦」と「モスラ対ゴジラ」)

東宝特撮映画を公開順に観ていく東宝特撮ナイト第9夜は1963年の「海底軍艦」と1964年の「モスラ対ゴジラ」
二本とも本多猪四郎監督作品。
公開時に僕は1歳。

集団的自衛権容認というこのご時世に「海底軍艦」観るというのはなんだが変に考えさせられるものがある。
この映画が公開されたのは戦後18年の1963年末なのだが、映画の中では戦後20年と言っていて、少しだけ未来の話になっている。
宇宙ステーションなんかも出てきていて、気が早い。
海底のムウ帝国人が世界を再び植民地にしようとしている。
それに対抗するのが神宮寺大佐が極秘で製造した海底軍艦轟天号。
あれ?
「ごうてんごう」でちゃんと一発変換したぞ。

軍が秘密に開発していたロボットが活躍する「鉄人28号」が連載されていたのが1956年から1964年まで。
ナチスが日本人科学者と開発した巨人薬が出てくる「ビッグX」はこの映画と同じ1963年に連載が始まっている。
東宝特撮で言うと、1954年の「透明人間」が日本軍の発明だし、1965年の「フランケンシュタイン対地底怪獣」のフランケンシュタインがナチスの発明。
50年代半ばから60年台にかけてこういう設定の作品が次々に作られたわけだな。
それ以前だと占領期になるので、たぶんそういう設定の作品は作れなかったんじゃないかと思う。

今から18年前といえば1996年だ。
阪神大震災やオウムサリン事件の翌年である。
それくらいの時間感覚だと思えば、戦後18年なんてまだ戦争と地続きな時代だったのはよく分かる。
神宮寺大佐みたいは人がいたって全然不思議なかったんだろうな。
横井庄一さんが日本に帰ってきたのは1972年、小野田寛郎さんは1974年。
この映画のあともまだまだ戦争は続いていたのだ。

この映画のラストのムウ帝国の崩壊は物悲しい。
単純に悪が滅びて万歳とはならないのは建前ではなかっただろう。

「モスラ対ゴジラ」はたぶん僕が最初に劇場で観たゴジラ映画だと思う。
と言っても1歳の時に観たのではなくて、この映画は1970年にリバイバルで劇場公開されているのである。
おそらくその時に観ている。
その後も何度もテレビで観ているので、僕にとって一番懐かしいゴジラ映画、というとこれになる。
海岸に漂着した巨大な卵のイメージは鮮烈だ。
今観ても楽しめた。
かろうじてゴジラがまだ悪役然としている。
キングコングとゴジラの対決がいかにもプロレス然としていたのに比べると、モスラとゴジラは異種格闘技の趣。
金をめぐる人間のどろどろした部分もわりとちゃんと描いている。

この映画には「モスラ」で生物学者役で登場した小泉博がやはり生物学者役で出ているのだが、なぜか別の人物という設定になっている。
同一人物でいいんじゃないかと思うけどなあ。

あと、小杉義男が「キングコング対ゴジラ」に引き続き「酋長」役で出てくるんだけど、この人の濃い顔はこういう役でも映える。
「海底軍艦」では天野英世がムウ帝国の長老を演っていて、こちらも似合ってた。

次回は「宇宙大怪獣ドゴラ」と「三大怪獣地球最大の決戦」。
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