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東北フィールドプログラム

8月24日から30日まで、国内フィールドプログラムで岩手に滞在した。
国内フィールドプログラム(東北)は、今年で3回めになる授業で、岩手に滞在して地元の高校生の学びを支援したり、被災地を訪れて様々な活動をするものだ。
人文学部開講科目だが、他の学部からも参加できる。
今年は教員側の慣れもあってかミスや不手際が目立って学生には迷惑をかけたのだが、結果的にはなかなか充実した1周間になったと思う。

24日朝仙台に集合して、そこからレンタカーで岩手県住田町に移動。
五葉集会センターというところを使わせていただき、拠点とした。
住田町は岩手県の内陸の町で、震災被害そのものは大きくなかったのだが、その分ボランティアの拠点として重要な役割を果たしている。
2011年の夏以来、僕にとっては4回目の住田である。

住田についた午後、公民館でいわてGINGA-NETというNPOが活動報告をしていて、そこに参加させていただく。
そこで山田周生さんという人と知り合い、その出会いが今回のフィールドプログラムの一つの柱になった。

しかしその前に、前半の活動だった陸前高田市での活動について簡単に書いておこう。
陸前高田には毎年行っているのだが、今年は大きく様変わりしていた。
山から巨大なベルトコンベアが走っていて、山を切り崩して出た土砂を使って嵩上げ作業が急ピッチで進められていた。
津波の被害を受けた建物はほどんど撤去されていたが、4階まで津波被害を受けたマンションが一見残っていて、当時の津波の凄まじさを伝えていた。

仮設住宅で二日にわたって、似顔絵を描いたり、ベニヤ板に絵を描くアートイベントを行った。
今回マンガ学部の学生が二人参加していて、彼女たちの腕の見せ所だ。
人文の学生も上手くサポートしに回ってくれた。
宣伝が急だったこともありそれほど多くの人が来られたわけではないのだが、来られた人はずいぶん喜んでくれてこちらが救われた、
岩手の人の優しさは毎回感じるところだ。

後半は先に書いた山田周生さんのお世話になった。
山田周生さんは、元々写真家でサハラ砂漠を何度も縦断したりしているアクティブな人だ。
てんぷら油などの廃油だけで走る自動車を自分で開発して、もらった廃油だけで世界一周をしたりもしている。
その後、同じように廃油で日本一周をしていた時、石巻で震災に遭った。
当時、ガソリンなども手に入らないときに廃油利用の自動車で物資の運搬などの活動に奔走した。
その後も釜石に拠点をおいて、ユナイテッド・グリーンというNPOを立ち上げ、山と海を結んだ自給自足のコミュニティの実験をされている。

被災地に来ると、ほんとうに色々な人に会うのだが、その中でも山田周生さんの経歴は驚きの連続だった。
岩手に来て初日にこういう人に出会えたのは僥倖だった。
知り合ったばかりの僕らを山田さんたちは暖かく迎え入れてくれ、活動にも参加させてくれた。
ナタネの肥料まきや被災された漁師さんのところで、ホタテの養殖のお手伝いなどもさせていただいた。
学生が体を使ったボランティアをするのは実は今回が初めてで、学生にはその方が実感があるようだ。

最終日には、住田町の食材研究会の人たちが歓迎会をしてくれた。
今年はいわてGINGA-NETさんの学生ボランティアとうちの学生の両方が参加しての賑やかな会になった。
毎年こうして歓迎会をしてくれて、地元の美味しい料理をふるまってくれるのだが、ありがたいことだ。

今回の授業についてはマンガにまとめてみたいと思っている。
11月の木野祭で報告会をするので、それまでには仕上げます。
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