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永遠に美しく…

ディック・スミス追悼特集ラストは「永遠に美しく…」。
1992年のロバート・ゼメキス監督作品だが、僕は初見。
1992年といえば「ターミネーター2」の翌年、「ジュラシック・パーク」の前年で、CG技術もかなり進んでいた時期だが、この映画は極力CGを抑えて伝統的な特殊メイクと画面合成を駆使している。
いかにもレトロな画面作りが楽しい。

お話はブルース・ウィリス演じる整形外科医をめぐる二人の女の話に不死の薬の話が絡んだブラック・コメディ。
基本的には三角関係のどたばただが、そこにホラーテイストな悪趣味さがスパイスのように効いている。
まずブルース・ウィリスのコメディアンぶりが楽しい。
もう記憶している人も少ないかもしれないんだけど、ブルース・ウィリスは元々コメディアンである。
二人の女はメリル・ストリープとゴールディ・ホーン。
名前がマデリーンとヘレンなのだが、MadとHel(lが一つ少ないが)と呼び合っていて、そこからもうブラック。
ゴールディ・ホーンは一回激太りして猫屋敷で自堕落な生活をしているのだが、その辺のメイクも見どころ。
もっとも、このあたりの老けメイクでは同じゼメキス監督の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の方が見応えがあるかもしれない。
メリル・ストリープはもう少し老けメイクしてあってもよさそうなものだが、こちらは遠慮したのか本人が嫌がったのか、さほど劇的に老けてはいない。

イザベラ・ロッセリーニ(映画監督のロベルト・ロッセリーニと女優イングリッド・バーグマンの娘)演じる謎の女が現れて、マデリーン(メリル・ストリープ)に不死の薬を飲ませる辺りから話はホラー的な色彩を帯びてくる。
ホラーって言っても、ゼメキスがイメージしていたのは多分ヒッチコックと往年のハマーホラー。
個人的にとても趣味が合う。
楽しい。

メリル・ストリープの首が外れてぐにゃぐにゃになるシーンはさすがにCGも使っているのだろうか。
どうやって撮ってるんだこれ、という映像になっている。
この、どうやって撮ってるんだこれ、という快感はCG技術が進んで失われたものの一つの気がする。
いや、CG詳しい人は今でもそう思って観るのかもしれないけど。
ゴールディ・ホーンのお腹に穴が空くのはたぶんわりと古典的な技法。
でも細かい工夫が色々されていて、そちらも面白い。

お話自体は他愛ないけど、芸達者な役者たちの演技合戦と適度な悪趣味さが楽しい映画。
オチも個人的には好き。

そんなわけで、特殊メイクの世界に偉大な足跡を残したディック・スミスの追悼特集はこれでおしまい。
あ、最初にも書いたけど、ディック・スミスは普通のメイクの仕事もたくさんしているんですよ。
僕のセレクトがアレなだけで。
12月の月極映画祭はまた追悼特集になっちゃうけど、8月に亡くなったロビン・ウィリアムズ特集の予定。
追悼特集ばかりやる気ははいんだけど、毎月のように追悼特集やりたい人が亡くなるんだよなあ。
悲しいことだ。
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