新宝島1(バクマン。)

先週の土曜は実駒とこの秋の3大マン映画の一つ「バクマン。」を観てからの、サカナクションライブ。

「バクマン。」は青春映画としても熱かったが、手作り感あふれる映画でもあった。
小畑健さんがすごく仕事している。
「この世は金と知恵」も「CROW」もかなりのページ数を映画用に描いているのだ。
小畑さんの美麗な絵を贅沢に使ったサイコーとシュージンの執筆シーンも、二人とエイジの紙面対決も、それぞれプロジェクトマッピングとCGを駆使した見応えのあるシーン。
単に技術的にできるからやってみました、というシーンではなく、マンガ家の頭の中を映像にして見せたところがミソ。
オープニングとエンディングの映像も素晴らしい。
びっくりしたのは、サイコーが川口たろうの「超ヒーロー伝説バックマン」の単行本をパラパラとめくるシーン。
もしかして、このシーンだけのために全ページ作ってる?
パラパラめくるんだから、白ページあったら困るよね?
他のマンガ家の作品もそれぞれ違う作家が相当作りこんでいる。
もちろんどんな映画も美術というのは大変な仕事だというのは分かっているが、この映画くらい作り手が楽しんで細部を作っていることが分かる映画はそうない。(「マッドマックス・怒りのデス・ロード」は別格だが。)
物語のテーマと合わせ、何かを作る楽しさが(その大変さ込みで)伝わってくるのがこの映画の一つの魅力だろう。
もちろん、それは僕がマンガというジャンルに関わっているからかもしれない。
キャストもそれぞれ魅力的だが、役者だけが映画を作っているのではない。

そしてもう一つの重要なパートである音楽がサカナクションだ。
この映画のために、普段マンガを読まないという山口一郎くんが作った曲が「新宝島」だというその事実だけで僕は胸が熱くなった。
実際ラストにタイトルが出たと同時にかかる「新宝島」を聞いた時は涙がこぼれた。
マンガに関わっていてよかった、と思った。
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