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来てけつかるべき新世界

劇団ヨーロッパ企画の公演「来てけつかるべき新世界」を観た。
京都府立文化芸術会館の初日である。
ヨーロッパ企画はずいぶん昔、たぶん2000年の「冬のユリゲラー」を最初に観て爆笑した。
「サマータイムマシンブルース」の目もくらむようなトリッキーな脚本には本当に感激した。
しばらく観ていなかった時期もあるのだけど、2013年の「建てましにつぐ建てましポルカ」と2014年の「ビルのゲイツ」は観ている。いずれも面白かった。
去年のはなぜか観逃していて、2年ぶりのヨーロッパ企画である。
タイトルがいい。
「来るべき世界」と言えば手塚治虫の初期代表作のタイトルでもあり、H.G.ウェルズの古典SF(読んでない)とその映画化作品(観てない)のタイトルでもある。
それが「来てけつかるべき新世界」である。
「新世界」は文字通りのテクノロジーが今より発達した世界という意味と大阪の地名とをかけている。
大阪新世界×近未来SFである。
後は何を言ってもネタバレになってしまうのだけど、吉本新喜劇ががっつりSFをやったという感じの、笑いあり涙ありシンギュラリティーありの新世界サイバー喜劇。
五部構成で練り上げられた脚本はリアルな日常からあっと驚くところまで観客を連れて行ってくれる。
そして役者陣の見事な大阪のおっさんぶり。
サイバー演劇らしい実験的な演出も随所に見られる。
一粒で何度もおいしい充実の舞台でした。
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