スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大映特撮ナイト 第2夜 「虹男」

DeAGOSTINIの大映特撮映画DVDコレクションを公開年代順に観ていくシリーズ第2回は戦後に移り1949年の「虹男」。監督は牛原虚彦。これで「きよひこ」と読む。かっこいいね。

まずオープニングでかかる音楽に驚いた。伊福部昭である。1954年の「ゴジラ」より5年も前。ウィキによると伊福部昭が初めて映画音楽を手掛けたのは1947年の「銀嶺の果て」という映画らしいのでかなり初期の映画音楽ということになる。しかしかっこいい。そこにかぶるシュールな絵もなかなか味がある。
以下少しだけネタバレ。

虹を人工的に作る研究をしている物理学者摩耶博士の別荘で起こった放火殺人事件。その足跡を追うと「虹男」という謎の存在が浮かび上がる。と書くとなんか東宝の変身人間シリーズみたいな感じで面白そうでしょ?実際途中まではかなり面白い。派手な演出、凝った美術、わざとらしい照明、大仰な演技、そして何と言っても虹男の存在をほのめかすパートカラー!日本の長編映画でカラーというと1951年の「カルメン故郷に帰る」ということになっているので、この白黒映画に突然色が出てくるのは当時相当衝撃的だったはず。今観てもびっくりした。もっともカラー部分のフィルムは現存していないそうで、このDVDのカラー部分は後から新たに作ったものらしい。そこは残念。

若き日の小林桂樹が準主役格の新聞記者で出てきたり、後に中川信夫監督の「東海道四谷怪談」(1959年)でお岩役をやる若杉須美子(嘉津子)が容疑者のヒロインだったり見どころは多い。主役の女性記者(暁テル子)のキャラクターは当時としては新しかったのではないか。摩耶家の怪しい面々もいかがわしくていい感じだ。嵐の中、電話ボックスでお手伝いさんが殺されるシーンは出色の出来。しかし後半に行くにつれプロットの無理が目立ってくる。謎解きもあっけない。いちおうミステリーなんで、スーパーナチュラルなものは出てきません。ちょっと「電送人間」的なの期待したんだけどな。で、これ特撮映画なのかと言われると、そうか?と首を傾げたくなる。

虹男というイメージが秀逸なだけに惜しい。

虹男

このパンフレットの絵、楽しみにしてたんだけど、出てこなかった。これは宣伝用の写真らしい。これ出てきたらあとはどんなにぐだぐだでも大目に見られたんだけどな。
スポンサーサイト
プロフィール

おがわさとし

Author:おがわさとし
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。