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スカイクロラ

押井守監督作品「スカイクロラ」を観る。
今さらだけどネタバレ。





観終わってなんとも釈然としない映画だった。
大人にならないキルドレという子供たちが、企業のプロデュースするショーとしての戦争で戦闘機乗りとして戦う。
彼らは殺されなければ死ぬことはない。
その日常を描いていくんだけど、それで何が伝えたいのか分からない。
作品のメッセージというのは作品の構造自体に反映されなければいけない。
後半、毎日歩く同じ道でも違う場所を踏んで歩くことができる、それではいけないのか、と言う主人公のモノローグが出てくる。
一見もっともらしいメッセージなのだけど、この作品の設定とこのメッセージがそぐわない。
自分が置かれている非人間的な社会的状況を無反省に所与のものとして受け入れて、そこで毎日少しずつでも違う日常を楽しもうよ、と言うのは無責任に過ぎないか。
この映画を観た後、NHKでやった押井守監督のドキュメンタリーを録画したものを友人宅で観たのだが、それによるとキルドレたちの置かれている状況が若者たちの置かれている状況なのだと押井監督は言いたいようなのだけど、それはだいぶずれていないか。
リアリティーなき日常を生きる若者、と言う言説は80年代くらいから言われだしたものだと思うけど、端的に言って嘘だと思う。
若者(子供たち)はもうちょっとリアリティーがあって多様で複雑な日常を生きている。
ちょっと時代が変わったくらいでそれは変わらない。
そして戦争なんかなくたって、充実した生を感じられる場所はある。
主人公のモノローグにこめられたメッセージを伝えるのに、こんな込み入った設定はいらない。

それはそれとして、草薙水素の人形みたいな目にちょっと萌えを感じたのは事実だ。

それはそれとして、森博嗣さんの原作はちょっと読んでみたい。
直感だけど、映画とはだいぶ違うんじゃないかという気がする。
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