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冬の映画(その2)

続けて観た「森崎書店の日々」も小さな物語だ。
手ひどい失恋をした主人公、貴子が叔父の経営する神保町の古本屋に間借りする。
その神保町での人々とのふれあいと本との出会いが物語の主題だ。

神保町には何度か行ったことがある。
よくもこれほどの書店が一所に集まっているものだと、羨望を感じた。
古本屋も、洋書を扱っているところ、美術書に厚いところ、幻想文学が得意なところと、それぞれに個性を放っている。
僕は古書マニアではないが、こんな町なら一日中歩いても飽きない。

それにしても古本屋にかわいい女の子がいるというのはそれだけでなんと絵になることか。
いっぺんに主人公貴子を演じる菊池亜希子さんのファンになってしまった。
叔父のサトルを演じる内藤剛志さんや友人のトモコを演じる田中麗奈さんたち並みいる実力派俳優の中で、のびのびとみずみずしい演技を見せているのは、とても映画初主演とは思えない貫禄で、とかそういう評論家的観点からではなく、単純に恋してしまった、と映画を観ていて思った。
こんな素敵な女の子を振る男は馬鹿だと思っていたら、本当に馬鹿だったのは笑った。
丁寧な絵作りも魅力で、監督は女性なのだけど、女性が映画を普通に撮る時代になって本当によかった。

今日観た二本の映画には不思議といろいろ共通点がある。
小さな物語であること、二本とも小説が原作であること(原作は読んでないけど)、特定の町と映画が密接に結びついていること、そしてタイトルが最初に来ないこと。
「海炭市叙景」は最初のエピソードが終わったところで、「森崎書店の日々」はエンディングロールのところでタイトルが入る。
今日観た二本がこの組み合わせだったのは僕にとってとてもよかったし、この順序で観たのもとてもよかった。
冬はまだしばらく続くけど、少し勇気をもらって映画館を出ることが出来た。
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