さそり第2弾

楽天レンタルから届いた「女囚さそり 第41雑居房」を観る。
「さそり」シリーズの2作目。
女囚の中に異様に存在感のある女がいる。
よく見たら白石加代子だ。
吃驚。
この映画、梶芽衣子と白石加代子の競演と言うだけでも観る値打ちがある。
白石加代子の過剰な演技と梶芽衣子のほとんどセリフのない押さえた演技がぶつかり合って、見ごたえがある。
しかし、ともするとギャグに見えかねない物語が、今も観るものの居住まいを正させるのは、2人の女優の熱演とスタイリッシュな映像だけではない。
それは「怒り」であると思う。
怒りはまず刑務所に表象される権力に対して向けられる。
しかしそれは同時につつましい生活を送る普通の市民にも向けられるのだ。
観光バスに乗る客たちの中に、大陸で現地の女性を陵辱していたことを得意げに話す中年男がいる。
みんながそれを笑って聞いている。
そういう時代だったのだと思う。
そんな日常に潜む男社会の暗部にも女の怒りは向けられる。
時代に対し、社会に対し、怒りを武器に挑んだ作品。
今こんなに怒っている映画はない。
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