気を取り直して

昨日観た映画のこと。
一本目はみなみ会館で「殯の森」。
静謐な中にもパッションを感じる作品。
「弔い」というのがこの映画の核だけど、死者の描き方が独特で美しかった。
ドキュメンタリータッチの抑えた演技と美しい自然描写が印象的。
最後は、え、ここで終わるの?とかちょっと思ったけど、印象的なラストではある。

次に観たのは「デス・プルーフ」。
その組み合わせはどうなの、と思われるかもしれないけど、いや、ちょっと迷ったんだ。
10月末で期限の切れるみなみ会館のフリーチケットもだいぶ余ってるし、みなみ会館で河瀬直美監督のドキュメンタリーと「トランシルヴァニア」というタイトルだけでそそられる映画もやってたんで、続きでそのままみなみ会館に留まって、今日一日を趣味のいい一日にすることも出来た。

のだが、つい誘惑に負けてしまった。
上映館はシネラリーベ地下。
前の弥生座である。
これはなんというかバッドテイストだ。
もちろん狙ってバッドテイストなのである。
しかも中身なんもない。
これも意図してなんにもない、ていうかタランティーノというのは基本的に中身ない映画しか撮れないんだと思うけど、今回は確信犯的に中身ない。
脊髄反射で観る映画。
その意味でよく出来ている。
強く人の暴力衝動を引き出す映画。
ちなみにこの映画で言及されている映画は「怒りの葡萄」しか観ていない。
教養不足の謗りは甘んじて受けよう。

それでだいぶおなかいっぱいになったので、もうそのまま帰ろうかと思ったけど、つい「プラネット・テラー」も観てしまう。
上映館はTOHOシネマズ二条。
こっちはさらにバッドテイストだ。
ゾンビ映画としてはルチオ・フルチ以来のバッドテイスト。
生理的な嫌悪感をかきたてることに関しては、外科医のような丹念な仕事ぶりだ。
爽快感と嫌悪感が波のように寄せては引く。
片足マシンガンのヒロインはすごくかっこいい。
「デス・プルーフ」と同じく、「70年代に撮られた保存状態のよくないフィルム」を模して作られている。
「デス・プルーフ」よりこちらの方が凝っている。
次回予告の映画とか本当にありそうでおかしい。

京都の地理に明るい人なら分かると思うけど、上の三つの映画館はかなり離れている。
地下鉄一日乗車券をフルに使って、帰りはタクシーで帰った。
だいぶ疲れた。
それで猫に粗相をされてかなりまいった一日だった。
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