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借りぐらしのアリエッティ

ちょっと日にちがたってしまったのだけど、9月24日にTOHOシネマズ二条で「借りぐらしのアリエッティ」を観たのでその感想を書く。
ネタバレあり。


どうせロングランになるだろうからと思って後回しにしていたのだが、やはり観ないわけにはいかないと思って、事前に原作も読んだ上で観にいった。
脚本は宮崎駿御大なので、原作どおりではないだろうと思っていたのだが、やはりずいぶん話が変わっていた。
一言で言えば、恋愛映画になっていた。
原作では主人公の少年は10歳という設定だが、字を読むことが出来ず、幼い印象だ。
それに対してこの映画の翔は12歳と言う設定以上に大人っぽい印象の少年になっている。
基本的にはアリエッティ側からの視点で描かれているので、翔についての描写は少ない。
しかし翔が心臓に病気を抱え、未来に希望を持っていないことは分かる。
翔がアリエッティに「君たちは滅びゆく種族なんだよ」と言うシーンは、なんとなくエコロジー的に聞こえるが、実はそうではない。
翔はここでアリエッティに意地悪を言っているのだ。
僕が長く生きられないように、君たちも長くは生きられないよ、と。
ここが翔というキャラクターを理解する鍵だと思う。
一見クールに見える翔は、自分よりはかなげな生き物に八つ当たりをする弱さを抱えているのだ。
だからそれに正面切って反論したアリエッティに翔は心を動かされる。
つまり恋に落ちるのだ。
そして異なる世界に属する二人の恋は当然成就することなく、別れが訪れる。
その切なさがこの映画の肝だと思う。

子どもの頃に「海底3万マイル」という東映長編動画を観た。
この映画のラスト、主人公の少年が海底世界の王女と別れるシーンが切なくて子供心に感動した。
今観たら大した映画ではないかもしれない。
実際評価の高い作品ではない。
でも僕にとっては大事な映画だ。
「借りぐらしのアリエッティ」もたぶん多くの少年少女にとって特別な映画になるだろうと思う。
僕にとっても特別な一本になった。

美術と音楽(今回は久石譲さんではない)の素晴らしさも特筆すべき点。
実はだいぶ前から小人ものを考えていて、やられた、と思ったところと、このアイディアはセーフと思ったところがある。
だいぶ放置していたけど、ちょっと具体化しようかな。
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