太陽とピクシーズ

みなみ会館で「太陽」と「ピクシーズ ラウド・クァイエット・ラウド」を観る。

「太陽」はロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフが、昭和天皇ヒロヒトを描いた作品。
ヒロヒト役をイッセー尾形が演じている。
ソクーロフはヒロヒトを断罪したり批判したりすることもなく、一人の人間として親しみを持って描いている。
ちょっと拍子抜けするくらい淡々とした描写が続く。
敗戦前後を描いているのだが、どこで戦争が終わったのか分からないくらい静かに物語が進む。
映画には侍従長らヒロヒトを取り巻く人間以外、一般の日本人は一切登場しない。
ただヒロヒトと言う人物を観察し描写することに徹している。
我々はヒロヒトという人をある種のフィルター越しに見ることにならされている。
この映画にはそのフィルターをはずす作用がある。
ところで、パンフレットを読むと、どうも僕はうとうとして一番印象的なシーンを見逃したらしい。
魚なんて見なかったぞ。
ちょっと悔しい。

「ピクシーズ ラウド・クァイアット・ラウド」はピクシーズというバンドの再結成ツアーを描くドキュメンタリー。
ピクシーズに特に思い入れがあるわけではなく、そもそも再結成以前に、解散したと言うことも知らなかった。
アルバムは1枚か2枚持っている。
ビジュアルも知らなかったので、なんとなくおしゃれな若者をイメージしていたのだが、そんなはずがない。
結成は20年も前だ。
おじさんおばさんのバンドである。
おじさんおばさんになるまでにそれぞれいろんな問題を抱えてきた。
みんなだいぶくたびれた感じだ。
そのくたびれ感が非常にリアルに共感できる、できてしまう。
お互い中年になったんだなあという感慨。

ところでみなみ会館の近くにはおいしいラーメン屋があって、今日もそこで食べるつもりだったのだが、いつの間にか居酒屋になっていた。
残念。
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