女番長ブルース 女蜂の逆襲

最近、'70年代の強くてかっこいい女性像というのに妙に惹かれるのだ。
たぶんその頃と比べて、今の女性は解放されていて欲望に忠実でたくましい。
にもかかわらず、物語の中の女性像はこの頃の方がかっこよかった。
映画でもマンガでもこの頃のものには強くてかっこいい女性がいっぱいいた。
最近の作品だと、まあ僕の不勉強もあるんだけど、よしながふみさんの「大奥」くらいしか思いつかない。

で、「女番長ブルース 女蜂の逆襲」だけど、これはいわゆる東映ピンキー・バイオレンスと最近呼ばれている映画の一本で1971年の作品。
DVDで観た。
池玲子さんが主人公を演じている。
話は結構錯綜していて、主人公の玲子率いるアテネ団という女番長グループを中心に暴力団や学生愚連隊なんかがからむ、いかにも70年代初頭の雰囲気に満ちた作品だ。
映画として傑作だとは思わない。
ストーリーも陳腐だし、不自然だし、86分が2時間くらいに感じる程度に退屈だ。
でもなんかこの雰囲気が嫌いじゃない。
というか惹かれる。
「カーセックスなんて古い。これからはオートバイ・ファックの時代だ!」とか言って、学生愚連隊の連中とアテネ団の女たちがバイクに乗ってセックスするシーンのばかばかしさはこの作品の白眉。
いや、本筋とはほとんど関係ないシーンなんだけどね。

このあいだ永井豪先生の「あばしり一家」を読んだんだけど、だいたい同じ時代。
アナーキーで欲望に忠実で女が強い。
いい時代だったとは言わない。
でも面白い時代だったと思う。
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