こんなのはアリスじゃない

なんと前の日記から1月半近く空いてしまった。
いくつかの理由が重なったんだけど、別に病気になったとかそういうことではないのでご心配なく。

で、今日は久しぶりに映画館に足を運んで映画を観た。
ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」と「第9地区」の2本。
以下まず「アリス」についてネタバレ。
ていうかタイトルで好意的な評でないことは分かってしまうと思うけど。



この映画は「不思議の国のアリス」の映画化ではない。
大人になったアリスが再び「ワンダーランド」を訪れるという全くのオリジナルストーリーである。
この映画の中のアリスは「使命」だとか「正義」だとか「友情」だとかの「意味」にがんじがらめに緊縛されたアリスだ。
こんなのはアリスじゃない。
そもそも全ての意味の鎖を断ち切って軽やかに飛び回るのが「不思議の国のアリス」の魅力ではないか。
マッドハッターだってちっとも「マッド」じゃない。
ただのいい奴だ。
何より不愉快なのは奇形の赤の女王を単純に悪役にしているところ。
赤の女王の奇形は映画の中で何度も揶揄される。
ティム・バートンはかつて「シザーハンズ」や「バットマン・リターンズ」で正常から外れた奇形の哀しみをシンパシーをもって描いた作家ではなかったか。
いつからノーマルの手先になった。
ティム、僕は本当に腹を立てているんだよ。
隣の席の若者が無神経にバリボリ音を立ててポップコーンを食べていたことより、この映画に腹が立った。
こんなアリス映画もティム・バートン映画も観たくなかった。
残念だ。
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