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韓国出張のこと(3.地震とパーティー)

11日も搬入の続きをやっていた。
途中でせっかくだからとT先生たちとインサドン観光をすることになった。
高級土産屋で紙で作った蓮の形の照明や小物入れを見た。
紙だけど固くて、水に濡れても大丈夫なのだそうだ。
かなり大きなものもあった。
紫水晶も特産品らしく、お守り的な意味があるらしかった。
店の人はたいていある程度の日本語が話せるし、留学生が通訳もしてくれたので、快適にウィンドウショッピングを楽しんだ。

T先生たちと韓国料理の店で昼食を取った。
おいしいのだが、量が予想以上に多かった。
実駒がなかなか食べ終わらないので、T先生たちは先にギャラリーに帰り、僕らは少し遅れてギャラリーに戻った。
戻るとT先生やN先生、留学生たちが心配そうな顔をしている。
どうしたのかと思ったら、日本で大きな地震があったと言う。
津波がすごいらしい。
心配になり、調布の弟に電話したが、つながらない。
京都の両親の所に電話すると母が出て、東北が大変なことになっていると聞いた。
弟はたぶん大丈夫だろうということだった。

気になりつつも、夜はギャラリーでオープニング・パーティーが開かれた。
グットン大学、京都精華大学、南京芸術学院の先生や学生が集い、韓国語、日本湖、中国語、英語が飛び交う国際色豊かなパーティーになった。
しかし実駒は昼食べ過ぎたせいか、気分が悪くなって、ずっと椅子に座っていた。
今思うと食べ過ぎのせいばかりではなかったのかとも思う。

パーティーは一時間ほどで終り、三大学の先生で会食になった。
実駒はいよいよ気分が悪くなり、その日から宿泊することになっていたソウルのホテルにタクシーで先に帰ることになった。
グットン大学の先生や韓国の留学生が親身になって実駒の面倒を見てくれた。

実駒は心配だったが、会食は楽しかったし、お酒も入って僕はいい気分だった。
みんなと別れた後、僕は一人でタクシーをひろってホテルの名前を運転手に告げた。
運転手が韓国語で何か言った。
日本の地震のことだと分かった。
タクシーに備え付けられているテレビに韓国のニュース映像が流れていて、津波に流される車の映像が映っていた。
ホテルに着くまで、ずっとその画面を見ていた。

ホテルに着くと実駒は寝ていたが、テレビはつけっ放しだった。
NHKをやっていた。
津波で流される家や気仙沼の火災の様子が映っていた。
呆然とした。
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